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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
10話『新たなる力』
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出しが出来ないのが現状だ。

 シャッフルガンダムの撃破後に四季、一夏、鈴の三人がシャッフルガンダムとの戦闘で開けた穴から教員の部隊が突入するも、正体不明の空間に対する対応等マニュアルに存在する訳も無く、攻撃しようにも内部に男性操縦者二人と代表候補生二人の……下手に怪我をさせては責任問題になりそうな者ばかり取り込まれている状況で自分から率先して攻撃してみようと思うものは居らず、何が有っても対応できるようにと周囲を警戒しながら取り囲んでいるだけに留まってしまっている。

 学園長は正体不明の事態に対しての対応の為の緊急の職員会議を開く事を決めた。

 気絶していて飲み込まれずに済んだ秋八を回収する側、観客席の生徒の避難を終え、生徒達の救出についての話し合いが始まる時間が迫る中、空間の中から紫の異形の影と一筋の流星が飛び出してくる。








 アリーナ……

「ぐ……ぐぁぁぁぁぁぁぁあ!」

「「はぁぁぁぁぁ!」」

 二つの声が重なって響く回し蹴りが紫の異形の影……獣騎士ベルガ・ダラスを吹飛ばす。光が消え……そこからは白いボディの全身装甲(フルスキン)のISが現れる。

「「Hi−νガンダム・ヴレイブ……アメイジング、(デュナス)!」」

 バックパックからはワイバーンを思わせる機械的なドラゴンの翼を持ち、その中心にブースターとしてアメイジング・レヴを装備し、両手には籠手状の新たな武装を装備した白いHi−νガンダム・ヴレイブの姿がそこには有った。

「付き合ってもらうぞ……天空までな!」

「な、なにを……」

 獣騎士ベルガ・ダラスの首を掴みそのまま天空へと飛翔する。アリーナのシールドは既に解除してあるらしく簡単に空高く飛翔することが出来た。
 従来のISのどれよりも早い速度で飛翔する中、四季は片手を獣騎士ベルガ・ダラスの体に触れ、

「ドラゴンズ・ロア!」

 籠手から放たれる一撃がその体を吹飛ばす。

「これだけ離れれば学園の被害も気にする必要は無い。これで終わりだ!」

「「『ブレス・オブ・ワイバーン』!!!」」

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 巨大な光のワイバーンとなったHi−νガンダム・ヴレイブに貫かれる獣騎士ベルガ・ダラス。そして、彼が見下ろす中で獣騎士ベルガ・ダラスは爆散するのだった。

 獣騎士ベルガ・ダラスを撃破した直後、上空で突然の脱力感を覚える。

(くっ……なんだ、この疲労感は? 本来ならデュークモンの力を扱う為の『特種形態以降(フォーム・シフト)』を他のデジモンで使ったのが拙かったのか……?)

 特種形態移行……フォーム・シフトと呼ばれているHi−νガンダム・ヴレイブに搭載されている能力であり、獣騎士
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