―ティアドロップ―
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・オブ・フレムベル》をチューニング!
そしてすぐさま《ガード・オブ・フレムベル》は光の球となっていき、《真紅眼の黒竜》を包みこんでいく。合計レベルは8、闇に広がっていく光に伴って、新たな竜のいななきが響き渡っていく。
「闇より暗き深淵より出でし漆黒の竜。今こそその力を示せ! シンクロ召喚! 《ダークエンド・ドラゴン》!」
シンクロ召喚の光るエフェクトとは対照的に、その名が示すように、どこまでも漆黒のドラゴンがシンクロ召喚される。攻撃力は2600と、もちろん《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》に及ぶべくもない、が――
「《ダークエンド・ドラゴン》の効果を発動! 500ポイント攻撃力を下げることで、相手モンスター一体を墓地に送る! ダーク・フォッグ!」
《ダークエンド・ドラゴン》の効果は、自身の攻撃力を500ポイント下げることによって、相手モンスター一体を墓地に送る効果。たとえ効果破壊された際に発動する効果や、効果破壊耐性を持っていたとしても、無条件に墓地へ送る。
それは相手がナンバーズだろうと関係なく、ダークエンド・ドラゴンのブレスが《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》に迫り――
「リバースカード、オープン!」
――消える。
「速攻魔法《神秘の中華鍋》! 俺は《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》を墓地に送り、その攻撃力分、ライフポイントを回復する!」
ただし消えたのは、吹雪の《ダークエンド・ドラゴン》の効果によるものではなく、藤原のリバースカード《神秘の中華鍋》の効果。その効果は、自分のモンスターを一体リリースすることで、リリースしたモンスターの攻撃力分のライフポイントを――回復する。
藤原LP600→55600
《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》の攻撃力をそのままライフに変換した結果、藤原のライフは55600ポイントにまで達する。もはやダメージを与えてライフを削る、などという次元ではないその数値に対し、吹雪は思考が一瞬だけ空白となる。
「……バトル! ダークエンド・ドラゴンで、藤原にダイレクトアタック!」
藤原LP55600→53500
《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》にリバースカードもなくなり、無防備となった藤原に《ダークエンド・ドラゴン》の攻撃が炸裂したものの、まるでダメージを受けた様子はない。当然だ。大海に絵の具を投げ入れて、海に全て色を付けようという愚行と同じことなのだから。
「僕は……カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
「……諦めるな、吹雪」
これ以上の攻撃を諦め、カードを一枚伏せてター
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