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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
9話『決着と真なる決戦』
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ので肯定しておくが。
(……せめて管制室で通信機借りる程度にしとけよ……)
シャッフルガンダムも中継室をじっと見ている。……シャッフルガンダムも理解不能なのだろうか。
『理解不能、排除』
「「「え?」」」
四門の砲塔を一斉に中継室へと向けるシャッフルガンダム。
「一兄、フォローは任せろ!」
「ああ! 鈴、やれ!」
「ちょっと、バカ! 何してるのよ!? 退きなさいよっ!!」
一夏が立ったのは鈴の正面……彼女の衝撃砲の射線の前にだ。自ら鈴に背中を向けてシャッフルガンダムへの盾になると言う不可解な状況に困惑する鈴だが、
「いいからオレの背中ごと撃て!」
シャッフルガンダムの最大の武器は全身の多彩な武器に無人機故の合理的な思考とパイロットの負担など存在しないが故の動き。後出しでも一夏の
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
に対応できる反応速度と、休み無く
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
を乱発できるのも其処に由来している。
逆に持ってしまった弱点もまた無人機で有ると言う点だろう。
合理的な判断も言い方を変えれば合理的な判断を想像すれば容易く相手の動きは推測でき、同時に一見意味不明な動きには反応が遅れる。
意味不明でありながら、シャッフルガンダムの反応速度を上回るスピードを得る為の手段……それは、
「ああ、もうっ! どうなっても知らないわよ!」
「ああ、最大出力で頼む!」
一夏の言葉通り最大出力で放たれる衝撃砲。
(
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
だけじゃあいつには避けられちまう! かと言って四季みたいにパワーゲートなんて言う加速装置も無い! もっと速さが欲しい!)
目の前ではシャッフルガンダムが四つの砲門を箒へと向けている。ただ突っ込むだけで発射だけは回避できるが、それでは何も好転しない。
(
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
を鈴の衝撃砲で後押ししてっ!)
背中に衝撃砲の直撃を受けながらもその衝撃に意識を向ける事無く、一点……シャッフルガンダムだけを見据えながら、
(さらに加速して……)
衝撃砲と
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
の二つの速度が一夏を更に加速たせる。だが、それだけでは何かが足りない。……足りない一点はただ雪片を振るだけではあの剣で防がれる可能性があると言う所。
(オレは……千冬姉を……鈴を……関わる人全てを)
脳裏に浮かぶのは四季に敗北した時に彼から投げかけられた言葉。脳裏に浮かぶのは鈴の顔。そして、四季と対戦した時に受け止めた彼の技。
(守るっ!)
「あれは……」
一夏の構えを見て四季の感情が驚愕に染まる。それは……不完全ながら、
「回羅旋斬……」
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