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剣聖がダンジョンに挑むのは間違っているだろうか
第7話
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ベル君の無茶な行動に納得できないヘスティア様は大変ご立腹の様で、ベル君に正座させて説教していました。

まぁ、最終的にはベル君が今回の様な自滅紛いな行動をしないと言ったことで神様はベル君のことを許したみたいですが……。

あと、ギルド支給のナイフが壊れたことでベル君の装備をどうするかって話になり、アトゥイが殆ど使ってない副武装の『水魔の短剣』をベル君に譲ることになりました。

でも、ステイタスの成長速度やヘスティア・ファミリアの一員ということを考える、ちゃんとした武装――斬魄刀を渡すことも考えないといけません。

主人公――未来の英雄ということを考えると渡すべき斬魄刀は1つ――いえ、二刀しかないです。でも、そのまま渡しても今のベル君が扱える訳がありません。

……ベル君と共に成長する斬魄刀として鍛ち直しますか?原作に登場したヘスティア・ナイフの特性をあの斬魄刀に組み込むとか……。

でも、私の加護(ちから)とヘスティア様の恩恵(ちから)だけで所有者と共に成長――進化する斬魄刀を鍛られるとは思えません。やはり、ここは彼の神の助力が必須。

ヘスティア様も神の宴の招待状を凝視していることから、彼の神にベル君の武器の製作依頼をするつもりでしょう。

そんな訳で私はベル君とアトゥイが昼から迷宮(ダンジョン)に行っている間に、自分の考えた案をヘスティア様に詳しく話し、表向きは護衛として神の宴へと付いて行くことにしました。

ちなみにヘスティア様の護衛として付いて行くことはベル君達が出掛けた後に決定したということにして、ベル君達が心配しない様本拠地(ホーム)のリビングに書置きを残して行きました。


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