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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
8話『赤熱の不死鳥(フェニックス)』
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る可能性はどちらでも同じなのだし。
『それより、オレは一兄と凰さんの救援に向かいます』
「先生、でしたら、わたくしにISの使用許可を! すぐに出撃できますわ!」
通信から聞こえてくる四季の言葉に続くように宣言するセシリア。
「待て、アリーナは全ての扉がロックされていて何処にも行けない筈だ」
そう言うとセシリアの方へと向き直り、
「オルコットもだ、これを見ろ」
「遮断シールドがレベル4に設定……? しかも扉が全てロックされて……。あのISの仕業ですの!?」
「…………っ」
千冬に見せられたデータに驚愕の声を上げるセシリアと息を呑む箒。
「その様だ。これでは避難する事も救援に向かう事も出来ないな」
『ええ、ですから不明機と同じ方法で突入します』
続けて聞こえてくるのは四季の言葉。不明機の時とは違いレベルが4まで上がっているのだ。全員が無茶だと思う中、
『遠回りするのも手間ですし……そんな事をしていたらどちらかが志望する危険が有りますよ』
そう言われてアリーナの映像に視線を向けるとシャッフルガンダムに追い詰められる一夏と鈴の姿があった。
「織斑君、凰さん!?」
真耶の悲痛な声が響く。……完全に遊ばれている二人の姿を見てセシリアと箒は言葉を失ってしまっていた。
「っ!? ……許可する。だから、頼む……四季。一夏を助けてくれ」
『……あんたに言われるまでも無い』
最後にその言葉が響くと真紅の炎を纏ったウイングガンダムゼロ炎が不死鳥とになってアリーナに突入していく姿だった。
「……四季さん、あのISを纏った姿も荒々しくも凛々しくて素敵ですわ」
約一名四季の姿に頬を赤く染めて熱い溜息を吐いているが……見なかったことにしておこう。
「ともかく、四季が時間を稼いでくれている間に遮断シールドを解除させ、直ぐに部隊を突入させる」
「っ!? でしたら、是非ともわたくしを部隊に!」
千冬が真耶に指示を出す中、セシリアが立候補するが、
「駄目だ。お前は突入部隊には入れない。寧ろ邪魔になる」
「なんですって!? そんなことはありませんわ!」
「では連携訓練はしたか? その時のお前の役割は? お前は私の教え子だ。まだ教えていないことを実戦で試みさせて、失敗どころか万が一が起きては迷惑だ」
そう言うと四季の突入したアリーナの方に視線を向ける。
「……あいつだけが例外だ。……
IS学園
(
ここ
)
よりも高度な訓練を受けている。悔しいが最初からあいつは私の教え子にすらなって居ない……のかもしれない」
これまでの授業で何か教えられた事は会っただろうかと己にとう千冬。……教えるどころか既に通過している姿し
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