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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
8話『赤熱の不死鳥(フェニックス)』
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ている。背中の青い翼を広げ地面を離れて上空へと飛翔する。
『作戦会議が終るまで待ってやろう、先手はくれてやるから好きな時にかかって来い』とでも言う様な態度で上空に佇むシャッフルガンダムに苛立ちを覚える。
『織斑くん!? ダメですよ! 生徒さんにもしもの事があったら!』
鳴きそうな声で必死に逃げるように説得する真耶だが、一夏も鈴も逃げる意思は無い。
「ふん、向こうはやる気満々みたいね」
「みたいだな。それに、あの態度……絶対にオレ達の事舐めてるな」
「そうね」
ただ二人を見ているだけと言う態度のシャッフルガンダムに対して覚える怒りを抑え、作戦を決める。
「一夏、あたしが衝撃砲で援護するから突っ込みなさいよ。武器、それしかないんでしょ?」
「その通りだ。じゃあ、それで行くか。……頼りにしてるぜ、鈴」
「オッケー!」
作戦を決めて二人はシャッフルガンダムへと先手を討つ。
管制室……
(……なんなんだあのガンダムは!? ……そうか!? もしかすればこれが神様の言っていた“特典の入手の条件”か?)
シャッフルガンダムを見ながら秋八は笑みを浮かべる。
(ここで二人のピンチを救えば、代表決定戦の時の汚名返上もできて一石二鳥……って訳か。良い演出してくれるね)
そう考えると心の中で笑みを浮かべて他の四人に気付かれ無い様に秋八は管制室を出て行く。
「もしもし!? 織斑くん、聞いてます!? 凰さんも! 聞いてますー!」
既に悲鳴や絶叫に近い声で二人に連絡を入れる真耶。
「本人達がやると言っているのだから、やらせてみても良いだろう」
「お、織斑先生! 何を呑気なこと言ってるんですか!?」
落ち着いた口調でそう告げる千冬に真耶は焦った様子でそう叫ぶ。
「落ち着け、コーヒーでも飲め。等分が足りないからイライラするんだ。どのみち今アリーナは
正体不明機
(
アンノウン
)
によって完全に封鎖されている。あいつらが自分で打破するしかあるまい。幸いにも、アリーナの外に現れた不明機の仲間は四季が対応しているんだ」
そう言いながらコーヒーに手元に有る物を入れてかき混ぜている。
「四季は代表候補制生以上の持ち主だ。アイツなら、ISのスペックとあわせて十分に時間稼ぎはできるだろう」
冷静にHi−νガンダム・ヴレイブを纏った四季の実力を思い返す。機体のスペックもそうだが、四季の剣技や操縦技術をあわせると高い能力を持っている。
「…………あの。先生、それ『塩』ですけど…………」
「何故塩があるんだ!?」
「さ、さあ……?」
使用済みのミルクが二つと近場には『砂糖』と……デカデカと書かれた
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