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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
7話『招かれざる襲撃者』
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、絶対にぶん殴る』と。
「だから説明してくれりゃ謝るっつーの」
「せ、説明したくないからこうして来てるんでしょうが!」
「何やってるんだか……」
嫌な予感がしてPIYOに学園の監視カメラ……ピットの物をハッキングして映像を此方でも見れる様にして見ていたが……。
何も分かっていない一夏に頭を抱えたくなる四季だった。
「あっ!」
片腕を部分展開して鈴が一夏の目の前の床を殴る。……間違いなく禁句を言われた時の顔をしている鈴に、
「うん、一兄の無事を祈ろう……」
思わずそれを見て手を合わせて祈りを捧げる四季だった。四季の見立てでは一夏は鈴には勝てないと見ていた。
現状、各クラスの代表の中で専用機持ちは鈴を含めて三人……その内一人は一夏達の専用機の開発の影響で放棄された日本代表候補生であり、試合に専用機で出場できるのは鈴と一夏。少なくとも、どれだけ練習しても短時間では埋められない差が有る。
……それは四季が一度だけ訓練の相手として刃を交えた時の感覚による判断だ。
「……全部守りたい……なんて言ってるだけじゃ力にはならない。どんなモノにも柱ってのは必要なんだよ」
何よりも守りたいと思うモノの無い『守りたい』と言う意思では柱の無い建物……形にすら出ない。それが無ければ、その意思は力になり得ない。
ピット……
「今の『は』!? 今の『も』よ! いつだってアンタが悪いのよ!」
一夏の言ってしまった『貧乳』と言う
禁句
(
タブー
)
に切れた鈴のISを部分展開させた腕が叩き付けられ、合金製の床が酷い有様になってしまっている。
「ちょっとは手加減してあげようかと思ったけど、どうやら死にたいらしいわね……。良いわよ、希望通りにしてあげる。全力で叩きのめしてあげる」
壮絶な表情で冷たく言い切って鈴はピットを立去っていった。
尻餅をついている一夏を覗き込む秋八、箒、セシリアの三人……。
「特種合金製の床がこの有様か」
「パワータイプですわね。それも一夏さん達と同じ近接戦闘タイプ……」
その有様から相手のISを分析するセシリア。
「なんて言うか……言っちゃったね、一夏兄さん」
「あ、ああ」
余計な事をと言う表情を浮べている秋八と流石に言ってしまったと言う自覚があったのだろう、同意する一夏。
(胸の事言っちまうとは参ったな……。勝負がどうであれ、鈴に謝らないといけないな)
そんな事を考えているから秋八が自分から離れている事に気付かない一夏。
「一夏さん……女性に体の事を言うのはナンセンスですわ」
「うむ、デリカシーが無さ過ぎるぞ」
「ISの特訓
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