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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
7話『招かれざる襲撃者』
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を見ていると言う……訳の分からない状況だと思う。……しかも薄々気付いていそうだし。
で、四季は四季でまだ怒りの冷め遣らぬ鈴から一夏に対する不満を聞かされていた。
「だったら……殴ればいいと思うぞ」
「えっと……」
「思いっきり喧嘩して殴り合えばすっきりするだろう。序でに言いたい事も言えばいい」
思いっきり物騒な言葉にちょっと戸惑う鈴だが、ぶっちゃけ、詩乃さんやら彼女の友人一同やらも一発殴られろと言っている。
「その後で仲直りする……其処からまた一から織斑一夏と凰鈴音の関係を始めればいい」
四季にだって詩乃と喧嘩した事だってある。殆ど怒りが冷めた後に悪いと思った方が謝っているが……彼女の場合、怒りのやり場が無いのだろう。いっそ忘れててくれた方がまだ良かった。
……大勢の前でプロポーズだったのかと聞いた一夏の行動は、半ば公開処刑に掛ける様な物だろうと思うし。
「丁度今日はクラス対抗戦だし」
「よしっ! ありがと、そうよね! 一夏ボコボコにして、その後絶対仲直りしてやる!」
そう言って彼女はアリーナへ向かおうとするが、
「アンタいい奴よね。一夏よりもてるんじゃない?」
「とりあえず……他の誰かには秘密だけど、恋人なら居るぞ。少なくても、泣いている女の子を放って置いたらあいつに本気で怒られる」
鈴の言葉に不敵な笑みを浮かべながらそう答える。
「そりゃ残念ね。一夏に会わなかったら好きになってそうだったのに」
「ありがとう、最高の褒め言葉として受け取っておく。序でにさっきのは体験談って所だから、参考になると思うぜ」
そう言って走り去っていく彼女の恋を内心で応援する。……デザートのフリーパスは惜しいが、彼女と対戦した場合は彼女を応援しようとも思う。
まあそれで一夏と恋仲にでもなったら『鈴姉』とでも呼ぼうかと思いながら。
「頑張りなよ、一夏兄さん」
「ああ」
一夏、秋八、箒、セシリアの四人がピットに向かって歩いていた。その途中で秋八は一夏に激励の言葉を掛けていた。
(まあ、直ぐに無人機の襲撃が有るだろうけどね)
心の中でそんな事を考えながら。
セシリアは四季も誘ったのだが、とうの四季は何時の間にか居なくなっていた。彼女は四季を探しにいきたかったが、一夏の事を四季から頼まれていたので此方に残った訳である。
(……一体あんな技何処で覚えたって言うんだ? ボクにも真似する事も出来ないなんて……本当に不愉快な奴だよ、あいつは!?)
そう考えながら心の中の激昂を抑える。
(まあ良いか……この先、あいつを始末できるチャンスは有る筈だ……。それに上手くやればこのクラス対抗戦で……)
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