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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
7話『招かれざる襲撃者』
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「はぁ!」

 真紅のボディーに不死鳥の炎の翼を思わせるバックパックに、両手に炎を思わせる二振りの剣『ハイパーカレトヴルッフ』を構えた四季のもう一機の専用機『ウイングガンダムゼロ炎』がまた一機、妙なISを切り裂く。
 どの機体も“頭部以外”の全てのパーツが色も形状も違う……腕、足、体と適当にパーツを繋ぎ合わせて作られたようなフランケンシュタインの様なイメージを持っている。
 何より四季が驚愕したのは全身装甲で有る事、生命反応のない無人機である事と同時に……漆黒の頭部に獅子の鬣の様な金色のブレードホーンにデュアルアイ。そのISはガンダム達にそっくりな顔立ちなのだ。便宜上その敵の事はガンダムタイプの頭部と混ぜ合わせた体から便宜上『シャッフルガンダム』と呼称する。

(一体なんだって言うんだ、こいつ等?)

 クラス対抗戦の際に現れた正体不明の無人機の“二種の”IS。片方は一機だけだが、シャッフルガンダムは複数存在しており、屋上で昼寝していた四季が外に現れたシャッフルガンダムに対処していると言う訳だ。

「ラスト! ゼータ師匠直伝、波動剣!」

 四季の放つ飛ぶ斬撃が最後のシャッフルガンダムを撃墜する。同時にハイパーカレトヴルッフの柄からバッテリーが射出される。『零落白夜』のデータを元に作りあげられたハイパーカレトヴルッフに搭載された改良型のバリアー無効能力。バッテリーでSEの代用させるで本体のSEの消費をゼロにする事で欠点を一部補った試作型だ。
 追加パッケージで完全な欠点回収を可能にする予定らしいが、ウイングゼロ炎は剣の形状的に扱いにくい。

「二刀流は得意じゃないんだよな……」

 バックパックの一部がハイパーカレトヴルッフなので1つだけだとバランスが悪くなるのが欠点だったりする。

(……念の為にDEMの方に救援の連絡を入れておくか……)

 騎士ガンダム達や武者頑駄無達を初めとする他のガンダム達は難しくてもコマンドガンダムが指揮するG−アームズならば可能だろうと考える。幸いにもIS学園は周囲を海に囲まれている……海戦部隊ならば気付かれずに待機していられる事だろう。
 飽く迄彼等の戦力を表に出すのは避けたいところだが、飽く迄最悪の事態を避ける為に備えておく。

「まったく……なんでこうなった?」

 現状に思わずそう呟いてしまう。








 物語は僅かに遡る。

 あれから結局鈴の機嫌は直らなかったらしい。一応、四季と話した事でガス抜きは出来た様子だが、それでも色々と思うところは有ったのだろう。自分から一夏に会いに行く事もなく、たまに廊下や食堂で会っても避けられる始末らしい。

 事の顛末を詩乃にも話したところ……一夏に対して怒っていた。それだけでなく、何時の間にか詩
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