第37話 ゆれる世界(後編)
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本取られたな。」
クライン
「ザラ、君の悲しみに気付かなくて、すまない。
君には私の言ったことが綺麗ごとに聞こえていたのだろう。」
ザラ
「私こそ済まない、忘れていたものを思い出した。
妻の墓前で久し振りに妻と語ったよ。危なく取り返しのつかないところに踏み出そうとしていた。」
Sideout
Side アスラン・ザラ
アスランはラクスに招かれていた。
皆は評議会の様子を見ていた。
ラクス
「アスラン、良かったですわね。」
アスラン
「ああ…」
カガリ
「ぅ…うぅ…アスラン、良かった。」
光輝
「アスラン、これで憂いを断てたな。」
アスラン
「コウキさん、ありがとうございます。」
光輝
「いや、ザラ議長が最後に踏みとどまれたのは、君の存在があるからだ。
君が死んでいたら、ジェネシスを使用していただろう。
そして君を支えていたのはキラ君だ。
キラ君もまた、君に支えられていた。
本来、ザラ議長とムルタ・アズラエルは当初、この戦争の禍根を取り除く、
生贄と考えていた。しかし、ザラ議長が死ぬと君が迷い、引きずられてキラ君も迷いが生じる。その悪影響が今回の事で解消される。
それは私の過ちだ。きっとハウメアの導きなのだろう。
それからニコル君は優しすぎる。君を庇って死ぬところであった。
彼の性格では今の戦争から身を引くことを良しとしないだろう。
しかし、次の戦争には参加させない方がいい。
誰かを庇って死ぬ可能性がある。」
アスラン
「え?次の戦争…。」
光輝
「それだけ、禍根が大きい。
ザラ議長は夫人だけで我を忘れた。
この戦争で家族全てを失った人がいる。
自己を確立している人の中で次期政権担う人達がいる。
今の中堅のいる人でナチュラルとコーディネイターの双方で悪感情刷り込まれてしまった人々がいる。
戦争だけではない、テロリズムもある。
決して一度の戦争で払しょくできない。
だがそれを知る我々が戦い、連鎖を断ち切らねばならない。」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
マリュー
「マクロスって映画みました?」
フラガ
「アニメだろ。マクロスってあのオーブでの飛来物に似ているし、
バルキリーもそっくりだよな。」
ナタル
「設定がリアル過ぎますね。
文明を忘れたゼントラーディが歌の力で文化を思い出す。
ゼントラーディは今の人類ですね。」
フラガ
「挿入歌の『愛・おぼえていますか』はラクス嬢が歌っていた曲だよな。」
ナタル
「作詞作曲がプロトカルチャー、映画の内容と重なりますね。」
フラガ
「まさかコウキはプロトカルチャーでは?」
マリュー
「そ
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