第2章:異分子の排除
閑話4「人間の限界と人外」
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「こんにちは〜。」
「やぁ、よく来たね。」
ワールド・レボリューションのロビーにて、そんな挨拶が交わされる。
「有名なワールド・レボリューションに呼ばれるなんて光栄やわぁ。」
「有名になったのは最近だけどね。」
女性の言葉に、男性...グランツ・フローリアンはそう答える。
「それにしても、まさか僕らの開発に興味を持ってくれるとはね。」
「ISも凄いけど、こういうのもあった方がええなって思ってなぁ。」
「ははは。確かに、ISには劣るかもしれないが、これもれっきとした大発明になると思っているよ。...成功すればだけどね。」
京都弁のような訛りでグランツにそういう。
「それにしても、よぅ私を選びましたね?」
「謙遜しなくてもいいさ。僅か小学生の年齢にして飛び級で大学卒業。あの篠ノ之博士に次ぐ天才と言われる程の君なんだ。...それに、この開発は同志と共に成し遂げたいと思っていてね。」
「...まぁ、気持ちはよぉわかります。ISが生まれる前から、夢見る人は多かったですもんね。...ISが出てから少なってしもうたけど。...後、私が篠ノ之博士に次ぐ天才は買いかぶりやと思います。」
そんな会話をしながら、目的の場所へと移動する。
「そんな事はないと思うけどね。」
「そんな事あるんです。いくらなんでも世紀の大天才に次ぐだなんて言いすぎです。」
「...まぁ、はやて君がそう思うならそういう事にしておこう。」
グランツは苦笑いしながら彼女...八神はやてにそういう。
...しかし、実際の所その束本人が似たような事を言っていたのを、はやては知らない。
「...あ、ふと思い出したんですけど、ワールド・レボリューションから二人の男性操縦者が出ましたよね?実際、どんな人達なんですか?」
「ふむ...あまり詳しくは言えないけどね...。」
はやての質問に、グランツは少し考えてから答える。
「まず、秋十君だが...彼は底知れない程の努力家だよ。それでいて、生半可では諦めない性格をしているね。そして桜君なんだが...彼はよくわからない...が一番適格な表現だよ。」
「...えらい適当ですね...。いや、むしろそれこそが最適なんですか...。」
「容姿だけでなく、性格も篠ノ之博士に似ているかもしれないと言っておこう。」
「あー....。」
その言葉で、なんとなく察してしまうはやて。
「しかし、なぜいきなりそんな事を聞いてきたんだい?」
「いえ、私の家族の一人もIS学園に通うてまして。そこから気になったんですよ。」
「ほう、
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