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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
カルデアの日常&第3偵察隊出陣せん!
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報復(戦争)を行うつもりだったので、そんな事態にならずに済んだアメリカの援護射撃には少し感謝することになった。


この動きから分かるように、一番不穏な動きを見せていたのはロシアだ。ロシア政府はこの問題や銀座のゲートに関しては全くの無関心を装いながら、何やらサーヴァントたちと関係があるように匂わせており、日本と同じく諸外国から注目を集めていた。実際にその証拠として、
ロシア国内では数多くのサーヴァントがロシア軍の軍事活動に参加していたり、
政府閣僚との会談をしている場面を撮った写真がマスコミに報道されたり、マスターと思わしき人影がロシア軍高官やロシア大統領と握手している写真がネットに流出したり、シベリアの大地に眠る数々の天然資源の発見や採掘が外国の予想を上回る速度で進んだり、ロシア軍がアメリカ軍を超える勢いで次々と最新鋭の兵器を開発・生産したりしたからだ。





そして肝心の日本政府の対応はどうかというと、何と「何もしなかった」と言った方が正しいだろう。政府は右往左往するだけで韓国と中国両政府に対して何かしらのペナルティや反撃を行う事はせず、ただ非難声明を政府公式発表としてマスコミの前で報道するだけであった。
本位 慎三(もとい しんぞう)総理大臣や嘉納 太郎(かのう たろう)防衛大臣兼務特地問題対策大臣などは日本政府として何か行動をしようとしたが、野党の大規模な反対と両国政府の恫喝&工作によって行えず、非難声明発表ぐらいしかできなかったのだ。


せめてもの慰めは、
米露両政府の援護のおかげで今回の経緯について国民に直接テレビとネットを通じて報道し、一体誰の仕業で非難声明発表という情けないことしか行えなかったのかを証明できたことだろうか。マスコミを介して行わなかったのは、マスコミには親中&新韓の連中が多くおり、上層部には在日と呼ばれる日本人の皮を被った工作員が在籍しているので、下手に報道しようものなら湾曲して大陸と半島に都合の良い内容で報道されるからだ。


この報道の結果、
日本国内では色々な反応が示された。
色々な層の人間が様々な反応や対応を示し、右往左往したのだ。ある意味では、
アメリカや中国のように国民が政府に対し、暴力を伴う実力行使に出ないだけ幾分マシと考えるべきなのだろう。


まず政府に売国奴呼ばわりされた野党勢力は、今回の件に関して大規模な抗議を政府に送り付けると同時に、無視されたマスコミと一緒になって政府と与党に対して激しい批判を繰り広げた。ボキャブラリーが不足しているのかと思えるほど使いまわしされた単語(帝国主義や全体主義など)を連呼して、自分たち野党、
もしくは中韓両国政府に対して謝罪か賠償をすべき、もしくは内閣解散と総選挙を要求したりと、
政府に対し強く要求を突き付けていた。
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