第一部:ゲート 開けり
カルデアの日常&第3偵察隊出陣せん!
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である亜神だけである。
その件の亜神、外見はゴスロリに似た黒い神官服を身にまとう少女なのだが、
彼女曰く、今回の件でこの世界に生きる人間や亜人の信仰心が大きく揺さぶられており、どんどん信者も殺されていく一方なので何とか手を打たないといけないと神々は考え、何とカルデアと自由の民の力を利用して黒王の打倒を考えているそうだ。もちろん、
無料とは言わない。
必ず何かしらの大きな見返りをきちんと用意するとの事だ。
上目線なのはムカつくが、彼らからこの話を持ち掛けてきたことに意味がある。
「どうやら向こうもかなり追い込まれているようだね。多少ふっかけるのに絶好のチャンスだ。その使者を務めた亜神は何て名前だっけ?
確かなかなかの美少女だったと思うけど。まだまだ人妻の素晴らしさに比べたらイマイチだね。マスターは少し警戒していたけど、相手はかなり興味深そうに見つめていたので覚えているよ」
ダビデは何か良くな事を考えている時に浮かべる満面の笑顔を浮かべて、この特地の神々から色々と譲歩させることが出来ると言及し、彼が何やら禄でもないことを考えているとそれを見た他の誰もが想像できた。だが、
彼の言う通り奴らに強く出るチャンスであるという意見には同意していた。カルデア所属のサーヴァントにとって、神々という存在は非常に厄介なものだからだ。特に多神教に関わりのある神話勢の彼らにとって神々とは、望んでいないのにトラブルを持ちこむ厄介者であった。
「別にこのまま大人しく神々が衰退していく様を見つめていくのも面白そうですね。どうせ酷い方々でしょうから本当にピンチになるまで助けなくても結構だと思います。ギリシャの神々では私の先生を除けば、五本の指で数えるほどしかまともなのは居ませんから」
だからだろうか、
このようにメディアは微笑を称えながら思いっきり毒を吐いて、周りをドン引きさせていた。まぁ、
彼女の言い分も無理はない。何せ彼女の生涯を振り返れば「ギリシャの神々死ね!」と一言言いたくなるし、基本的にメンヘラ&屑ばっかりなのがギリシャの神々の特徴だ。北欧神話も同じ共通点を持っているが、ギリシャ程では無い。
「まぁまぁ、落ち着いてください。それで、今度その神と一緒に来る件の亜神の名前は何でしたっけ?私は一度も会ったことが無いので是非会ってみたいのですが……」
天草が苦笑を浮かべながら彼女を宥めると同時に、例の件の少女の姿をした亜神の名前を確かめるべくブーディカに尋ねる。この中で彼女を直に見たのはブーディカしかおらず、
それ以外は話を聞くだけで姿を一度も見たことが無いのだ。
だから一度は会ってみたいと思っていたのでこのような事を言ったのだ。そして彼の発言にブーディカは次のよう
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