第一部:ゲート 開けり
カルデアの日常&第3偵察隊出陣せん!
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操作されているセンサー仕掛けの地雷原で覆いつくされていたり、
地下に太陽光発電システムによる発電所や農場を設けていたり、隠し砲台が山のあちこちに隠蔽されていたりするので長期の籠城戦に耐えることが可能だ。具体的には、約1千万人を収容した状態で100年は維持できる程だ。
そんな要塞の地上5階に相当する部分に設けられた数多く存在する休憩室にて、
2人の少女と成人女性の人影が存在した。
少女は何やら机に何冊も同じものを置きながら本を読みふけっており、ときおり顔を上げると何かを手元に置いてあるノートにボールペンで書き込んでいる。
その姿はまるで自室や図書室などで、
自主勉強に励む女学生のようだ。
その一方で、この休憩室に小さく設けられたキッチンにて女性が何か料理中のようで、鼻歌を歌いながらフランパンをひっくり返したり、
戸棚を開けて小皿を用意したりしているのが見える。そしてしばらくすると「出来た」と料理を完成させ、フライパンの上に乗っかっているそれを小皿の上に盛り付け、同時にメープルシロップや蜂蜜なども用意して少女の下へと運んだ。
「はぁい、お待たせー。お姉さん手作りのホットケーキだよ〜。さぁ、召し上がれ」
「あっ、ありがとうございます!ブーディカさんの手作りは毎回楽しみにしています〜」
ホットケーキを用意したことを彼女が持ってきながら伝えると、少女は一旦読書を辞めて本やノートを机の片隅に追いやり小皿を置けるスペースを設け、置かれたホットケーキをいただきますをしてからすぐに食べ始めた。それを見て運んできた女性は笑顔を浮かべながら自分も同じく机の椅子に座り、いただきますをして食べ始める。
笑顔でホットケーキを食べている少女の姿は、この要塞に勤める自由の民構成員と比べるとかなり特徴的だ。薄花桜色の長い髪の毛をポニーテールにして、両足の部分にスリットの入った長いゆったりとした薄めのドレスを着用し、右足には水色の、左足には群青色のニーハイソックスを着用し、足には茶色いサンダルを履いている。古代ギリシャの神殿に仕える女官の姿を、イメージすれば分かりやすいだろう。
そして対面して座っている女性は、一言で言うとかなりエロい恰好をしている。
歩く18禁までとはいかないが、水着並みに色気のある姿だ。
腰まで伸びた朱色の長い髪の毛に、青いニーハイストッキングと赤いミニスカート。コルセットの様な大きな胸元がこぼれ落ちそうになっている白い衣服を着用し、思わず男性ならその谷間に顔をうずめたいと思うだろう。何より特徴的なのは、お姉さんや人妻など、男性の好きな性癖を多く兼ね備えている雰囲気だ。
少女の名前は『メディア(リリィ)』
そして色気むんむんの女性は『ブーディカ』
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