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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
カルデアの日常&第3偵察隊出陣せん!
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り、碌でもない連中だというのが嫌でも理解できますけど……」


「あぁ、その通りだ栗林二等陸曹。奴らはそうだな・・・・・・何て言うか、
イスラム国の連中や独ソ戦時のソ連兵、
もしくは日中戦争時の便衣兵と同じ連中と言えばわかるか?
捕虜や死体に爆弾を仕掛けて救出しに来た帝国兵を吹き飛ばしたり、捕虜に拷問を繰り返してそのまま殺したり、立て籠もる帝国兵に向けて捕虜の首を切り落として挑発したり、
農民などを皆殺しにして田畑を焼き尽くして食料事情を悪化させたりと、とにかく人間をとことん痛めつけて恐怖に陥れることしか考えていない連中みたいだ」


「うへぇ、分かりました。確かにそんな連中には交渉とか通用し無さそうですね。反撃なら殺しても仕方ないですね」


なにか不穏な空気を察して栗林が柳田に黒王軍について質問すると、彼は黒王軍についてざっと簡単な説明で如何にヤバい連中なのか述べ、
彼女はそれを聞いて連中が常識の通用しない野蛮な連中であるのが理解でき、
嫌悪感を隠せなかった。その後色々な質疑応答をした後に解散し、こうして第3偵察隊として彼らは今後動く事となった。


彼らはこの時まだ知らなかった。自衛隊も米軍も、日本やアメリカ、それにイギリスやロシアも。


この部隊が特地で様々な功績を残して現代の英雄となり、
やがて世界を救うアベンジャーズの様な部隊となる事を。






{一方そのころ 
特地:カルデアのメンバーが自由の民が設けた本拠地『マサダ』に滞在中}





 人里離れた山岳地帯や丘陵地帯、そして森林地帯など険しい自然地形に囲まれてその要塞は存在した。山の中腹と地下を人工的にくり抜いて建設されており、
まるでアメリカのNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)が所在するシャイアン・マウンテン空軍基地(コロラド州シャイアン・マウンテン山中に設けられたアメリカ空軍の基地)のようだ。


この要塞は周りを分厚い岩石に囲まれており、破壊するには一体どれほどの爆薬が必要なのだろうか?少なくとも具体的に、水素爆弾が1発上空で炸裂しても何とか耐えきれそうだと言えば、その堅固さが分かるだろう。
この要塞は名前を「マサダ」と名付けられている。命名はサーヴァント達のマスター「桐生連夜」で、かつて第一次ユダヤ戦争末期に、ローマ軍の包囲に対し籠城したユダヤ人集団が2年にわたり抵抗し、集団自決で幕をおろした岩山の上の要塞から由来している。ちなみにマサダとは、ヘブライ語で「要塞」を意味する。


当初は最後陥落した由縁から縁起が悪いとか不吉であると色々な意見が寄せられたが、それを防ぐためにこの要塞には様々な仕掛けや備蓄がセットされている。
例えば、要塞の周囲の地面には要塞内部の指令室に遠隔管理・
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