第一部:ゲート 開けり
カルデアの日常&第3偵察隊出陣せん!
[11/23]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ヴァントと、
彼らの部下となっている自由の民”という反帝国で団結した亜人が中心の武装勢力と接触し、彼らとの間に交流のパイプを繋げろ。』それが日米両政府からの命令だ。
この任務は君たちの能力なら必ず達成できると上は信じており、同時にこれは言わなくても分かっているとは思うが、
とても重要な任務であることは重々承知してくれ。少しでも現地や彼らに関する情報が必要なのだ」
「えぇ、それは重々承知していますMr.狭間。我々は優れた戦士であると同時に、
こうした交流にも優れた実績があるのでね。あぁ、もちろん拷問のプロという意味ではないですよ。
ちゃんとした交流によって世界中に友達がいるのでね」
「一応言っておくが、帝国の武装した兵士ならまだしも自由の民の構成員や非武装の民間人に対しては、一切の拷問や殺害は認められていない。もしやってしまった場合には、間違いなく軍法会議送りとなるので注意してもらいたい。だが、
件の黒王軍と呼ばれている武装勢力なら別だ。あくまで反撃の範囲内であれば殺しても問題はない」
狭間中将が告げた極秘の任務内容は、
帝国軍兵士の尋問で判明した事実だが、
どうやら門の向こうに広がる特地にサーヴァントが拠点を構えているらしく、
おまけに「自由の民」と呼ばれる亜人を中心とした反帝国の武装勢力の親玉を勤めている様なので、
この構成員や彼らに如何なる手を使っても接触して交流を結ぶことが目標だ。
実際に捕虜たちにマスターと思わしき男とサーヴァントの写真を見せたところ、
現地では自由の民の創設者と上層部として活躍していると供述を得られたので、
まず間違いなく自由の民に接触できれば彼らとも何れは会えるだろうと、日米両国政府や自衛隊・米軍上層部はそう予測している。その内容を聞いて、プライスがイギリスジョーク風に拷問を行う事を匂わせたが、直ぐに柳田が釘を刺した。
この外国の特殊部隊メンバー連中は、
テロリストの追跡の一環で捕らえた犯罪組織の人間に、目標人物の情報を引き出すためには容赦なく電気ショックの拷問を行ったりするので、そのノリを向こうにも持って行ってもらっては困るのだ。
なので予め釘を刺すことで許可無しにやるのを防いだのだ。
ただし、尋問の最中に聞いた黒王軍と呼ばれる謎の武装勢力に関しては別である。話を聞く限りでは、どうしても同盟関係を結べそうには絶対に無いからだ。
何故なら人間を家畜か下等生物にした思っておらず、基本的に皆殺しか拷問らしいからだ。なのでまた明確に「帝国」のように敵対はしていないが、接触しても向こうから先に攻撃してくると思うので、身の安全を確保するという名目で反撃を許可したのだ。
「その黒王軍って、
どんな連中なのですか?先ほどの言葉を聞く限
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ