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エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )
第36話 ゆれる世界(前編)
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動基地…。」

フラガ
「思っていたよりでかいな。」

ルリ
「ここはまだドッグ内です。
基地内部は1万人規模です。
基地内部に入ったので、学習システムで基地の情報が解禁となりました。
上陸前に基地の情報を各自ロードして下さい。」

Sideout



Side アスラン・ザラ

アスランはプラントの工廠に来ていた。

ユーリ・アマルフィ(ニコルの父)
「これが見せたい物か?凄いなこれは…?」

アスラン
「いえ、これらではありませんが、先に説明します。
こちらの3機は地球軍の最新モビルスーツで、左から
GAT-X131 カラミティ
GAT-X252 フォビドゥン
GAT-X370 レイダー
で、火力支援、電撃侵攻、一撃離脱を目的に作られています。
3機ともトランスフェイズ装甲を持っています。
OSは強化人間専用です。」

ユーリ
「強化人間か、放送を見たが人間を道具としか見ていない所業だな。」

アスラン
「えー酷い物でした。」

ユーリ
「次はオーブ戦で戦っていたバルキリーだな。」

アスラン
「民間軍事プロバイダーS.M.Sで使用されていた物です。
バルキリー VF-1 リトルエンジェルです。
ターボファンジェットエンジンとバッテリー型の2機種です。」

ユーリ
「ターボファンジェットエンジンとはまた古臭いな。」

アスラン
「性能的にはターボファンジェットエンジンの方が上ですが、ジェット燃料がメタンから合成して作られたものです。
3機の設計図と仕様書及びバルキリーの諸元表がこちらです。」

ユーリ
「チョット待ってくれ、端末を持ってくる。」

ユーリは携帯端末を持ってきてアスランから貰ったデータチップを差し込んだ。

ユーリ
「設計図だけでなくて、トランスフェイズ装甲のデータまである。
バルキリーはジェット燃料の化学式まであるな。
これだけのデータを良く集めら…、いや機体まであるんだ。…」

アスラン
「正解です。ミスリルのコウキ・イチジョウ氏にフリーダムの返礼だと渡されました。
バルキリーの燃料と電磁伸縮炭素帯(カーボニック・アクチュエータ)を応用すれば、
モビルスーツに搭載出来ないが、応用範囲が広がると言われました。
電磁伸縮炭素帯は反応速度が非常に速いとの事です。
ただし、モビルスーツの様な重量物には適用できないとも…。」

ユーリ
「技術者としての挑戦状だな。」

アスラン
「いえ、情報撹乱です、きっと。」

ユーリ
「見せたい物はこれじゃないのか?」

アスラン
「いいえ、これはS.M.Sの活動が大気圏内だけと認識して貰う為によこした物です。」

ユーリ
「それだけの為に…。
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