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エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )
第36話 ゆれる世界(前編)
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は俺だって見てるし、状況が状況だしな。着ている軍服に拘る気はないが…」

アスラン
「…」

フラガ
「だが俺達はこの先、状況次第では、ザフトと戦闘になることだってあるんだぜ。オーブの時とは違う。」

アスラン
「ぅ…」

フラガ
「そこまでの、覚悟はあるのか?君はパトリック・ザラの息子なんだろ?」

カガリ
「誰の子だって関係ないじゃないか!アスランは…」

フラガ
「軍人が自軍を抜けるってのは、君が思ってるより、ずっと大変なことなんだよ。
ましてやそのトップに居るのが、自分の父親じゃぁ。自軍の大儀を信じてなきゃ、戦争なんて出来ないんだ。
それがひっくり返るんだぞ、そう簡単に行くか?彼はキラと違って、ザフトの正規の軍人だろ?」

カガリ
「ぁ…」

アスラン
「…」

フラガ
「悪いんだけどな、一緒に戦うんなら、当てにしたい。いいのか?どうなんだ?」

アスラン
「オーブで、いや、プラントでも地球でも、見て聞いて、思ったことは沢山あります。
それが間違ってるのか正しいのか、何が解ったのか解っていないのか、それすら、今の俺にはよく分かりません。
ただ、自分が願っている世界は、あなた方と同じだと、今はそう感じています。」

フラガ
「ふ、しっかりしてるねぇ君は。キラとは大違いだ。」

キラ
「ぇ?昔からね。」

マリュー
「うふ。」

フラガ
「俺達が、オーブから託されたものは、大きいぜ。」

マリュー
「ええ。」

フラガ
「こんなたった2隻で、はっきり言って、ほとんど不可能に近い。」

マリュー
「そうね。」

フラガ
「でも、いいんだな?」

アスラン
「ぅ…」

カガリ
「ぁ…」

キラ
「信じましょう。小さくても強い灯は消えないんでしょ?」

フラガ、マリュー
「ふ。」

アスラン
「プラントにも同じように考えている人は居る。」

フラガ、マリュー
「ん?」

キラ
「ラクス?」

アスラン
「ああ。」

フラガ
「あのーピンクのお姫様?」

キラ
「アスランの婚約者だ。」

カガリ
「ぇ?」

光輝
「どこまで盛り上がるか、見ていたが…。
はははっ、腹が痛い…ぷっはー…。」

フラガ
「お前、話に参加してないのは、笑っていたな!」

光輝
「あまりにも真剣で…。
まあその話はチョット横に置いて。」

フラガ
「横に置くな。」

光輝
「脇、側、そば、手元、手の届くとこ…。
私はエクリプスの輸送船が合流次第、アスランとプラントに行ってくるよ。
移動基地への案内はルリがしてくれる。
その間に基地を満喫してくれ。
但しパイロット達は訓
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