第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
Change6:はぐれ悪魔の討伐・前編〜Sister and red dragon〜
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いる小猫が鼻を覆いながら呟いた。
確かにここには血痕や、酸化した血液、腐敗臭等がある。だがよくこの臭いに気づいたな、これも悪魔の能力の一部だろうか・・・
そして俺は自分の眼を赤外線モードに変えて回りを見ていた。
すると廃墟の奥に巨大な生物と思われる熱源があった。
「さて、イッセー、シン。貴方たちには悪魔の戦い方について教えるわ」
「ま、マジっすか!?お、俺、戦力にならないと思いますけど!でも頑張ります!」
「勉強させて頂きます。」
どうやら以前説明してもらった“悪 魔 の 駒の能力について説明してくれるらしい。少し楽しみだな。
「悪 魔 の 駒の成り立ちについての説明は以前したからそこは省くわね。今回はそれぞれの駒の能力について説明するわ。」
確か悪 魔 の 駒は数百年前に起きた戦争で激減した悪魔を増やすために作られたもので、王、女 王、騎 士、戦 車、僧 侶兵 士があるらしい。そして王には、女王が一つ、騎士、戦車、僧侶が二つずつあり、兵士が八個あるみたいだ。
「そういえば部長、俺の駒は、役割や特性ってなんですか?」
「そうね、イッセーは・・・・」
リアス部長が話を突然止めた。まあ・・・ようやく本命登場か。
「不味そうな臭いがするぞ?不思議な臭いをするやつもいるな?」
どうやら今回の目的であるはぐれ悪魔が姿を現したようだ。それにしても怪しい声音、不気味なテンポで話しているな。すでに理性は無いと思ったほういいだろう。
「はぐれ悪魔バイザー、貴方を消滅しにきたわ」
部長の宣言と共にはぐれ悪魔が姿を現した。
上半身は全裸の女性だが、表情がすでに化け物になっており、下半身はまるで突然変異を起こしたかのような、獣のような四本足だった。
全長は5〜6mはあるな。
「主人の元を逃げ、殺し、己の欲求を満たすためだけに暴れ回るのは万死に値するわ。グレモリー公爵の名において、貴方を消しとばしてあげましょう?」
「こざかしい小娘ごときがぁぁぁ!その紅の髪のように、お前の身を鮮血で染めてあげてやるわぁぁ!うきゃきゃきゃ!!!」
どうやらこいつは俺たちを殺すみたいだが、このはぐれ悪魔は相手との力量の差がどうにも解らないみたいだな。
これからはぐれ狩りが始まった。
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