暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜
第1章
旧校舎のディアボロス
第9話 友達、できました!
[4/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「・・・・・・貴様、アーシア・アルジェントをどこへやった?」
「さあな」

 ドーナシークが訊いてくるが、俺は適当にはぐらかす。

「正直に言ったら──」
「楽に殺すってか?」
「なっ!? うちのセリフ盗んなッ!」
「挑発に乗るな、ミッテルト」
「なに、少々痛めつけてやればすぐに吐くだろう」

 堕天使たちはそれぞれの手に光の槍を持つ。
 俺も雷刃(ライトニングスラッシュ)の柄を握る。

「「「ハッ!」」」

 堕天使たちが手に持つ光の槍を一斉に投げつけてくる。

「フッ!」

 雷刃(ライトニングスラッシュ)を抜き、俺は光の槍を弾き落とす。

「どうした? その程度か?」
「クッ!? 調子に乗りやがって!」
「落ち着け、ミッテルト」
「カラワーナ、ミッテルト、やむを得まい。アーシア・アルジェントは自力で捜すとしよう」
「チッ! 面倒だけど仕方ないわね」

 どうやら、アーシアの居場所を吐かせるために、生かして倒すための手加減をやめたようだな。
 俺はさらに気を引き締め、雷刃(ライトニングスラッシュ)を構える。
 堕天使たちは俺を囲いだし、ドーナシークが斬りかかってきた。
 俺は雷刃(ライトニングスラッシュ)でドーナシークの光の槍を受ける。

「ッ!?」

 そこへ、ミッテルトと呼ばれた堕天使とカラワーナが、光の槍を投げつけてきた!

「終わりだ!」

 ドーナシークはそれに合わせて、飛び退く。

「ッ!」
「「「何っ!?」」」

 俺はその場で飛びながら身を捻って槍を避ける。
 さらにそのまま、バーストファングを投擲する!

「フン!」
「同じ手など!」
「喰らうかってんの!」

 堕天使たちは同じ轍は踏まないと、バーストファングを避けるが──。

 ドォォンッ!

「「「っ!?」」」

 堕天使たちの背後で爆発が発生し、堕天使たちを襲う。
 元々、避けられるのは想定できた。それを逆手に取って、堕天使たちの背後でバーストファング同士が交錯するように投げつけたのだ。
 俺は堕天使の一人──ドーナシーク目掛けて、飛び上がる。
 そのまま、ドーナシークを斬りかかろうとした瞬間──。

「──ッ!?」

 横合いから光の槍が飛んできた!
 俺は慌ててそれを弾くが、ドーナシークには体勢を立て直されてしまう。

「ッ!」

 俺は光の槍が飛んできたほうを見ると、そこには──。

「天野・・・・・・夕麻・・・・・・ッ!」

 その容姿と名前は忘れるわけがない。イッセーを騙して近づき、殺した張本人。
 俺の中で沸々と怒りが湧いて出てきた。
 ・・・・・・千秋のことを言えないな、俺も。

「久しぶりね? あなた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ