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衛宮士郎の新たなる道
第18話 武神と軍神
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みんな》に相談しよう・・・・・・?」

 そこで踵を返して島津寮へ行こうと、移動方向を変えようとしたところで橋の下の川辺に誰かが倒れているのを視界に収めた。

 「誰だろう・・・・・・・・・って、アレはまさか!?」

 病衣に黒髪の特徴にピンと着たモロは、急いで駆け寄る。
 そしてやはり――――。

 「天谷さん!?」

 探していた行方不明の少女で、気絶している天谷ヒカルを偶然にも遂に見つけるのだった。


 −Interlude−


 日も暮れた頃。
 ある郊外の崖付近にラミーとはまた別の怪人が来ていた。

 「この周辺の“救済”はあらかた終えたと言うのに、また来る事になろうとはな」

 それは頭の先からつま先まで黒一色の衣服を身に纏ったコズモルインの首領、黒子であった。

 「歯がゆいな。そこに救うべき対象がいると知り得ながら手が出せないとは」

 この怪人は衛宮邸の方角へ向いていた。
 だが今回彼が来た目的はスカサハでは無い。

 「憂鬱だな。何故救い求めぬ者を手にかけなければならんのだ」

 トワイスの命令により、全世界でもトップクラスのイレギュラーが予定よりも早く、そして再び川神の地に降り立つのだった。
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