第34話 アスラン
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シナリオはプラントが自暴自棄になって、宇宙コロニーを大西洋連邦に落とす事だ。」
マリュー、ナタル
「コロニー落とし…」
光輝
「地球軍はそこまで考えてもいない。
プラントを追い詰めたらどうなるのかを。
過去の歴史においても、自爆テロが起きている。
なにもコロニーである必要はない。資源衛星でも構わない。
要は大気圏で燃え尽きなければ、何でも質量兵器になりうる。
プラントの科学者の中には気付いている者はいるだろうが、敢えて進言していない。
仮に今からその攻撃をしたら、ミスリルで撃破する。既に対策済みだ。
そうなればその作戦に関与した人間は法的に裁かれる。
例えユニウス7の遺族だとしても、酌量の余地もない。
少なくても今までは、穏健派のシーゲル・クラインだったので心配なかったが。」
アスラン
「父ならあり得ると言うのですか?」
光輝
「残念ながらそうだ。その証拠にNジャマー・キャンセラーに踏み切った。
評議会を通すことなくね。それに極秘裏にジェネシスを作っている。
巨大なガンマ線レーザー砲で、そのエネルギー源は核エネルギーだ。」
「「…」」
光輝
「おまけにフェイズシフト装甲を持つ。」
アスラン
「そんなばかな?」
光輝
「ミラージュコロイドで隠しているから、開発の作業員しかしらない。
勿論、本来の用途は設計者しか知らないだろうけどね。
どうせ核ミサイルの防御兵器と騙しているのだろう。
これが潜入した工作員の取った映像だ。
また監視衛星の画像から背景の星の位置の食い違いをコンピュータ解析した結果だ。」
マリュー、ナタル
「大きい!」
光輝
「地球にジェネシスが着弾した場合、その影響は単に射線上や周辺のみならず、気象変動等の影響で全生命体の80%以上が死滅するとの計算結果だ。
ただもう遅い。ジェネシスの中核部分は、ミスリルの工作員が建設途中に改修を行っており、射線を地球や月、コロニーに向けて発射するとエネルギーが逆流して自爆する。
この回路はハード的に仕込んである為に全面的に作り直す以外は外せない。」
フラガ
「なぜ破壊しない。」
光輝
「地球に巨大隕石が降って来た場合に活用できる。
その為には月の反対側のL3宙域に移動させたいと思っている。
その為にもアークエンジェルには宇宙に出て貰いたいところだ。
それに地球とプラントの決戦の場は宇宙になる。」
マリュー
「それはカーペンタリア基地が地球軍の手に落ちると…。」
光輝
「いや、その可能性は少ない。
パナマ基地が残っている。マスドライバー施設の再建の方が早い。
特に今回の戦闘で地球軍の弱点を披露してしまった。
カーペンタリア基地はオーブより遠く。
前線基地でも作
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