暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
5話『クラス代表決定』
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に出来るようになっただろう」

「は、はあ」

「返事は“はい”だ」

「は、はいっ!」

「よし、では始めろ」

 そう言って一夏が展開させるのは雪片。

「……ふむ。次、織斑弟、お前も武装の展開をやってみろ」

「はい」

 秋八も千冬の指示に従って武装を展開する。

「二人とも遅い。0.5秒で出せるようになれ」

 実の弟二人の成果を容赦なくそう切り捨てる。四季から見ても確かに遅いが。

「次、五峰、お前がやってみろ」

「はい」

 四季は腕を前方へと翳すと同時にビームライフルを展開、引き金さえ引けば何時でも撃てる体制だ。

「一秒か。上出来だろう。だが、今は授業中だ……引き金に指をかけるな、暴発したらどうする?」

「っと、確かに」

「……他の武装は殆ど装甲に内蔵されていたな……なら次は」

 その後はセシリアの武装展開に移った。なお、授業終了後地面に開いたクレーターは一夏と秋八が頑張って直しました。








 夜は食堂を借り切って一夏のクラス代表就任(辞退三人)のお祝いのパーティーが開かれるらしいが、流石に参加していたら遅くなるので自宅通学の四季はお暇させてもらった。
 ……最も参加できない代わりにお菓子と飲み物の差し入れはして置いたが。

 そんな四季だが、

「くっ!」

「動きが鈍いですよっ!」

 騎士ガンダムのスピアの一閃を試験運用しているもう一機の専用機のシールドで受け止めるが、彼の剣は四季の盾を簡単に貫き、SEを削る。

「このっ!」

 ビームサーベルとシールドを投げ捨てるとバックパックから二本のソードを取り出す。零落白夜のデータを元に改造された武装では有るが、絶対防御どころかISすら使用していない騎士ガンダム相手では普通の武装となんら変わらない。

 ……伸縮自在で電気まで流れる原理不明なファンタジー世界の武器と比べれば、四季の使っている武器も普通にしか見えないから不思議だ。

 四季の振るう剣を電磁スピアで受け流し、確実に四季のSEを削っていく。そんな騎士ガンダムだが、実はまだまだ二つも“単独での”パワーアップを残していたりする。専用機を纏った千冬でも簡単に倒してしまいそうな相手に実戦訓練を受けているので、

「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

「っ!?」

 最後の一撃……デュークモンのロイヤルセーバーを意識させる騎士ガンダムの一撃によって一瞬動きを止めた四季のSEが完全に削られる。

「ヴレイブと違ってまだ多少扱いにくい様子ですね、そちらは」

「そうですね」

「ぶれいぶが有るとは言え、何時それが必要になるとは限らん以上、なるべく早く使いこなさなければ」

 そんな四季に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ