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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
5話『クラス代表決定』
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は流石は代表候補生と言った所で、一応は天才と言った身の上の秋八もセシリアに遅れることコンマ数秒の差で、二人に遅れること一夏も白式を展開していた。
……四季はと言うと……。
「……お前は本当に素人だったのか……?」
「経歴に嘘は無いはずですよ、先生」
熟練のIS操縦者は展開に一秒と掛からないそうだが、四季もまた一秒以下での展開だった。実戦形式の訓練だと展開中も構わず攻撃してくるガンダム達相手なのだから、必死さが違う。
「まあ、優秀なのは良い事だ。四人とも展開速度は言う事なしだな。では、飛んで見せろ」
千冬の言葉で一斉に飛び立つ四人、先行する四季とそれに僅かに遅れるセシリアを追いかける一夏と秋八。感覚の問題なのか、飛ぶと言う感覚に慣れていない二人は遅れるのだろう。
身近に飛ぶ事が大好きな人達が居るせいか、飛行訓練に限定すれば実は最も多くしていたりする。……主に空戦部隊の隊長の指導の下に。
「何をやっている、織斑兄弟? スペックでは五峰のヴレイブは兎も角、ブルー・ティアーズよりも高いのだぞ」
「そんな勝って当たり前みたいな言い方されても……」
「スペックを引き出せる……って言うのは別物だからね」
千冬が一夏と秋八にそう言う。Hi−νガンダム・ヴレイブのカタログスペックは何気に四機の中で最も高い。完全な汎用型……宇宙空間でさえ活動できる全域対応型のG−アームズの技術提供の結果の機体が並の性能であるわけが無い。
現に『艦』に封印されている『機体』を除けば世界に存在している全ISの中でトップと言っても良いだろう。
「やっぱり飛ぶのは楽しいな」
「そうですわね、四季さん」
まあ、そんな彼等の影響で四季もまた空を飛ぶ事に魅せられている。空を飛ぶ楽しさを知ってしまった身の上としては、何時か詩乃や他の仲間達と一緒に空を飛んでみたい……そう思う。
(『自分の前に角錐を展開させるイメージ』って言われても、急上昇も急降下も昨日習ったばかりだぞ……)
(くそっ、思ったより難しい! あいつはどれだけ優秀な先生に指導して貰ったんだよ!?)
イメージに四苦八苦しながら必死に飛んでいる一夏とは違い、同じく四苦八苦しながらも苛立ち交じりにそう考える秋八は目の前で優雅に空を飛びまわっている四季を睨み付ける。
確かにG−アームズ空戦部隊部隊長『ガンセイヴァーΖ』。ISを使っているとは言え、空中戦に於いて一級の指導者と言えるだろう……物凄く着陸は下手だが……。そう、致命的なほどに。……その点に於いてだけは四季にとっての一級の反面教師になっている。
まあ、一番四季の訓練に付き合ってくれていたのはガンイーグルνだが。
「飽く迄授業で教えられるのは基本的なイメージの一例だぞ、一兄
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