第33話 決意の砲火
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監視カメラがムルタ・アズラエルの姿を映しています。
資金ルートからもムルタ・アズラエルが資金を出しているのが確認されています。
ラボでは孤児などを引き取り、実験的に投薬、特殊訓練、心理操作を行っていました。
彼らは、外科手術で脳内や分泌腺内にマイクロ・インプラントを埋め込み、
更に『γ-グリフェプタン』という特殊な薬物を使用する事により、
耐久力や反射速度を極限まで向上させています。
この結果、彼らはナチュラルでありながら、一般のコーディネイター以上の能力を獲得しています。
投薬された薬は覚醒剤が含まれ、投薬された被験者は将来的に廃人になります。
また彼らを生体CPUと呼んでおり、部品扱いです。
彼らは薬がないと生きていけない為、脱走も出来ません。
彼らを作る為に何十、何百の被験者は死んでいます。
救えた子供たちは少数です。今、ミスリルでは懸命に治療を行っています。」
有識者A
「狂気のさたです。」
有識者B
「人体実験、これは明らかな殺人です。」
ニュースキャスター
「この放送中も大西洋連邦の政府に、コメントを求めていますが、まだ回答は得らていません。
引き続きこの番組では、各種検証と各地域の反応を放送していきます。」
Sideout
Side 大西洋連邦大統領アーヴィング
アーヴィング
「この放送をやめさせろ!」
政府高官A
「だめです。既に政府に抗議の電話が鳴りっぱなしで、一部では大統領解任のデモまで起きています。
大手メディアもここホワイトハウスに正式なコメントを求めて集まっています。」
政府高官B
「他の連合国政府からも問い合わせが来ております。」
政府高官C
「アズラエルに責任を転化するしかありません。」
アーヴィング
「アズラエルに連絡を!」
政府高官A
「Nジャマーの影響で連絡が取れません。今、管制機を飛ばしています。」
Sideout
Side カガリ・ユラ・アスハ
カガリは司令部へとやって来る。
カガリ
「キサカ!」
キサカ
「カガリ様。」
ウズミ
「最後通告だと!?」
ホムラ
「現在の世界情勢を鑑みず、地球の一国家としての責務を放棄し、
頑なに自国の安寧のみを追求し、あまつさえ、再三の協力要請にも拒否の姿勢を崩さぬオーブ連合首長国に対し、地球連合軍はその構成国を代表して、以下の要求を通告する。
一、オーブ首長国現政権の即時退陣、二、国軍の武装解除、並びに解体、
48時間以内に以上の要求が実行されない場合、地球連合はオーブ首長国をザフト支援国家と見なし、武力を以て対峙するものである。…んー…」
ウズミ
「どういう茶番だそれは!」
首長達
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