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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
4話『決別への宣戦布告』
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り飛ばして距離を取る。……一夏の言う言葉を否定する気は無い。だが……全てを捨てても失いたくない大切な相手を持っていない者に、守るなどと言う言葉を軽く使って欲しくは無い。

「本当に守りたいと言う気持ちを持った事が無い奴が、守られている奴が、“守る”なんて言葉を使うな」

 己もまだ守られているだけと言う自覚はある。だがそれでも……彼女の、詩乃の笑顔だけは守りたい。それが四季の誓い。

「これで終わりだ……」

「ああ、決着を着けてやる!!!」

 イグニッションブースト+零落白夜、この場面で無意識の中でイグニッションブーストと言う技術を使えた一夏は才能は有るのだろうが、

「七星天剣流」

 四季は詩乃の表情は全て好きだが、彼女の泣き顔だけは見たくない。苦しんでいる表情も、助けを求める言葉は……自分の名を読んでくれる事だけは嬉しいが、そんな風にしてしまった全てに怒りを覚える。……己を含めてだ。

 七星天剣流……四季が求めた守る為の『力』の象徴。彼女を傷つけるモノ全てを切り伏せるための力の1つ。


「“瞬剣光斬”!!!」


 四季と一夏の影が交差し、次の瞬間……飛行不能のダメージを受けた一夏のSEが0となり、そのまま地上へと堕ちていった。

「……悪いな……オレは負けられないんだよ……こんな所で」

 守りし者と名乗れないのはよく分かっている。……だが、『ヴレイブ』の名と姿は己の目指すべき姿そのもの……。

 彼女のための勇者であると。

 だからこそ、負けられないのだ……。


五峰四季……三戦三勝


こうして代表決定戦は四季の完全な勝利となった。
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