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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
4話『決別への宣戦布告』
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では防ぎきれずにアリーナのバリアー近くまで吹飛ばされる。
「へぇ」
必殺の一撃を防がれた事……それでもSEを削っているが、本来は一撃で終らせる心算ではなった技が防がれた事に対して四季は……笑みを浮かべた。
まだまだ経験不足から四季の所には届いていないだろうが、それでも……秋八やセシリアとの試合で一夏もまた成長したと言う事だろう。
(……流石は一兄。これは、オレも……真剣で行かせて貰おうか!)
この試合で初めて四季が構えを取る。篠ノ之流の物とはまったく違う七星天剣流の構え……。初めて剣士としての全力を、
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!」
見せる。
ピットの中で試合の映像を眺めながら秋八が震えを覚えていた。……歓喜ではなく恐怖の感情で、だ。
(なんなんだ……なんなんだよ、あいつは!?)
初めて攻勢に出た四季の剣に辛うじて一夏が喰らい付いている。最初は防ぐのが限界だったが、何とか数回程度では有るが反撃も出来ていた。動きを止めての互いに剣のみでの近接戦闘。四季の剣は確実に一夏のSEを削っているのに対し、同様に一夏の剣も四季のSEを削っていた。
零落白夜を一夏の白式も持っているはずなのに使えない。……寧ろ、使ってしまえばその瞬間にSEが0になるのは己だと、本能的に理解しているのだろう。
「同じ一週間なのに、なんでこんなに差が出るんだよ」
「いや、寧ろオレはその差を短時間で少しずつ縮めていると思えるけど」
悔しげに呟く一夏の言葉に四季は呆れた様に返す。だが、己と一夏の間にはこの試合の中では決して埋める事の出来ない大きな差が有る。
「練習量が足りないのは当然……剣道しかやってないのも問題だけど、こっちは好きなだけアリーナが使えたんだからな」
DEMのIS用アリーナでのG−アームズを初めとするガンダム達を相手にした模擬戦と訓練、剣道の練習では差が出るのも当然だ。
だがそれ以上に、
「悪いけどオレと一兄との間には埋められない差がある。譲れない想いと、信念と……大切な人を守ると言う……覚悟が!!!」
大切な人を守ると言う譲れない想い。ガンダム達の背中を追いかけた……大事なパートナーを二度と転生できないほどのダメージを与えてしまったエルガとの戦いでみた……彼等の信念と覚悟。
「オレにだって覚悟や信念ならある! オレは、オレに関わる全ての人を守る! それがオレの覚悟だ!」
「……それは覚悟じゃない……」
所詮人間が守れるのは己以外にはたった一人だけ。
「……単なる夢想だ……」
その守るべき者を持っているか否か。
「一兄の全てを守るって言う“理想”を否定する気は無い」
一夏を蹴
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