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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
4話『決別への宣戦布告』
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そこまで必死になっていた事を恥ずかしく思う。剣を交えて理解した事だが、今の己ならば間違いなく勝てると言う確信がある。
「カハッ!」
ビームサーベルで雪片を受け止めて腹へと蹴りを打ち込む。
(グッ……こいつ、容赦無い。こんな奴とあんまり長く戦っても得は無いな)
秋八の動きが止まった瞬間、ハイパーバズーカを秋八へと向けて引き金を引き、弾丸の射出と共にその場から離脱する。
「っ!?」
流石にISには絶対防御等の防御機能が有ると言っても至近距離からのバズーカの弾丸等、恐怖以外の感情を感じない訳が無い。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
バズーカの直撃による衝撃に吹飛ばされる秋八のSEを大きく削り取る。なるべくSEを消費する零落白夜を使わずに戦っていたが、先ほどのダメージで仕える回数が大きく減った事を感じる。
下手に零落白夜を使っていたら、それが原因で今のバズーカの直撃で負けていた可能性もある。
「っ!? 早い!」
そんな事に思考を向けている間に、爆煙を引き裂いて向かって来る三本のビームの光が更に秋八のSEを削る。同時に真上からブレードを両手で構えた四季が迫ってくる。
「くっ!」
咄嗟に雪片を構えてブレードを受け止めるが加速を加えた一閃が秋八の手から雪片を弾く。
(……使っているのがあの屑だとしても、流石はHi−νガンダムって所か。武器も無くなった事だし丁度良いか。クラス代表になるのは一夏じゃなきゃダメだからね……。これから先の危険の大部分は一夏に引き受けて貰わないと)
そんな事を考えながら動きを止めていた秋八を警戒し、距離を取ってビームライフルを向けていた四季に対して彼は両手を挙げる。
「……何の心算だ」
「いやー、流石に武器が無きゃ戦えそうに無いからね。SEも結構減ってるし、悪いけど降参させて貰うよ。次の試合にも備えたいしね」
秋八のギブアップ宣言が受理されたのか、暫くして試合終了のアナウンスと共に四季の勝利が放送された。
本来ならば他の武装を使えば良いだけだが、黒式も白式も武装が雪片一つだけなので武器を失ったと言うのは十分にギブアップの理由になる。
「……何を考えているんだ、お前は」
「何を? 次の試合の事に決まってるじゃないか?」
警戒心丸出しの四季に対して秋八は何時もの爽やかな笑みを浮かべながらアリーナの地面に突き刺さっている雪片を回収してピットへと戻っていく。
(……くそっ! くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそく
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