暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
4話『決別への宣戦布告』
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ンダム……。Hi−νガンダム相手じゃ、白式と同スペックの機体じゃ勝負にはならないか)
余裕そうな表情の奥で冷静にそう考えていた。
……普段から激情を表に出さず、爽やかな笑顔の仮面で悪意さえも隠し続けている秋八だが、激情は比較的直ぐに冷めるタイプだ。そして、冷静にどう行動すれば自分に利があるか考える。
(……流石に無様を曝す気は無い。あのアムロ・レイじゃないとは言えHi−νガンダム相手に、神様からの専用機でもない限りは勝ち目は薄い……。一撃の破壊力はぼくに部があるけど、あいつの隙をうかがいながら、チャンスが無いようなら降参するか……幸い、勝ちを譲る理由は有る)
クラス代表を辞退する理由を与えたのは他ならぬ秋八だ。……千冬の期待には応えられないだろうが、それでも降参するマイナス点は少ない。
(……中華娘は僕の好みじゃないし、そっちも一夏に押し付ける意味も含めて一夏をクラス代表にする必要があるからね)
秋八の考えとしては
天然フラグメーカー
(
原典主人公
)
のフラグを彼女に固定すると言う意味合いも有ったりする。単純にその為の接点が多かったのが、彼女であり一番欠けても惜しくなかった。
(それに、向こうも満更バカじゃない。しっかりと白式の対策はしているか……ぼくの黒式も同型だから、か)
《試合開始》
試合開始と同時に雪片を展開し秋八は四季へと切りかかる。それに対して四季は秋八から距離を取りながら両手に構えたビームライフルとニューハイパーバズーカを向けて引き金を引く。
「ふっ!」
連射できないバズーカの弾丸の隙間を縫う様に飛びながら秋八は四季との距離を詰めていく。
(やっぱりガンパンツァー隊長には悪いけど、バズーカは趣味に合わないな)
ビームライフルを収納し、バックパックからビームサーベルを取り出し接近してきた秋八の雪片との切り合いを始める。
Hi−νガンダム・ヴレイブのビームサーベルは予備的な武装だが、ブレードよりも軽く扱いやすい。手数が必要な時は此方を選択する事が多い。
(イメージ通り……いや、キレは劣っていて、力は多少上か……)
仮想敵としてイメージしていた彼と実際の彼との差を補正しつつ、ビームサーベルで近接戦闘を繰り広げていく。
(……フィン・ファンネルを使っても良いけど、流石にそれだと面白味にかけるな……)
ビームサーベルとの切り合いを繰り広げながら四季はそんな事を考える。此処でフィン・ファンネルによるオールレンジ攻撃を仕掛けて勝っても面白味に欠ける。……と言うよりも決着は剣で着けたいと言う気持ちもある。
何より、
(何より……あいつの剣の腕は和人や直葉ちゃんに劣る)
そう思うと今更ながら、この程度の相手との決着の為にあ
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