暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
3話『青い雫と青き勇者』
[4/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
な初恋の思い出。その相手に繋がる情報……あの時の『騎士王』の面影がある四季ならば、彼の事を知っている……もしかすれば、本人では無いかと言う考え。
もう一度会いたい……あの時のお礼も、伝えたい思いもある相手へと繋がる手かがりの掛かった試合なのだ。
「勝たせてもらいますわ!」
セシリアはそう宣言する。その一方で四季が意識を向けるのは己のデジヴァイスの中に居るパートナーデジモンのギルモンだ。
(思えば、あの時……エルガとの戦いの時に、オレもあいつ等に遅れて……完全体以上への進化が出来たな。だけど……)
エルガとの戦いの中で出来た、ある意味では異質でイレギュラーな進化。だが、そのエルガとの戦いの中で、エルガを倒す為の手段が……同時にギルモン自身のデジタルデータを蝕んでしまった。
暗黒進化以上にダメージを与えてしまった結果……幸いにも命こそ助かったが年単位でのデータの回復を余儀なくされてしまった。……下手に進化させようものならばデジタマに戻る事さえ出来ないだろうと宣告されてしまった。
四季にとってヴレイブと言う力はデジモンに変わる戦う為の力。パートナーを二度と戦わせないためにも、詩乃だけの勇者になると誓った誓いを裏切らないためにも、四季は負けられない。
「受けて立つ!」
ヴレイブのデュアルアイが静かに輝き、試合開始の合図と共にヴレイブとブルーティアーズ、二つの青は動き出す。
開始の合図と共に打ち出されるレーザーを四季はあっさりと避ける。
「っ!? まだですわ!」
その後も彼女の撃つレーザーを続け様に避ける。
「なら! 踊りなさい、ブルー・ティアーズの奏でる
円舞曲
(
ワルツ
)
で!」
「躍らせて貰う、結構クラシックは好きなんでな!」
その言葉と同時にブルー・ティアーズの第三世代兵装であるBT兵器が動き出す。撃ち出されるレーザーの隙間を潜りながら四季はその全てを最小限の動きで避けていく。
なお、四季としてはクラシック音楽については騎士ガンダム達の影響で聞くようになっていたりする。
(……攻撃のタイミング、動きのパターンは)
BIT兵器を使っている際には本体である彼女が動けないことを知っているために彼女自身は無視してBITの攻撃のパターンを記憶していく。攻撃の順番、動きの癖……その中の共通項や相違点を割り出しながら、
「ミス・オルコット、面白い物を魅せてやるよ」
全身装甲で頭部まで包まれているが、この時の四季は間違いなく楽しげに笑っていただろう。声にはそんな響きがある。
「行け」
ヴレイブの背中にある放熱板と思われていたパーツが外れ、
「フィン・ファンネル!」
ブルー・ティアーズ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ