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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
3話『青い雫と青き勇者』
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、この一週間ずっとね」
秋八と一夏が思い浮かべるのは此処一週間の訓練……箒が乗ったタイヤを引っ張りながらランニングしたり、腕立て伏せしたりと……
「ああ、二人ともよくやった」
「お蔭で体力は付いたぜ」
「うん、ばっちりとね」
「そうか、それは何よりだ」
そんな箒と一夏、秋八の会話を聞いていて大事な事が欠けている事に気が付く。
「ISの事何もしてないな」
四季の呟きに反応してかジト目を向ける一夏と苦笑を浮べる秋八。
「肝心のISの事を教えてくれる話はどうなったんだ?」
一夏の言葉に目を背ける箒。
「ご愁傷様」
「しっ、仕方ないだろう、秋八も一夏もISが無かったのだから!」
哀れみの篭った四季の言葉にそう叫ぶ箒だが、
「大体、そう言うお前はどうなんだ!?」
「……一週間毎日専属の教官付きで訓練してたな。DEMの施設にはアリーナも有るし」
(……流石に羨ましい)
(……こういう時、あいつの立場は羨ましい)
四季の言葉にそう思いたくなる一夏と秋八だった。……そもそも自宅通学な分、IS関連の施設を自由に利用できる四季との差を知ってしまった瞬間だった。
そんな会話をしていると真耶が慌てて走ってきた。どうやら、二人の専用機が届いたらしい。
何故か三つ並んでいるコンテナの内の二つ。その中に存在する白と黒の同型機。一夏の専用機の『白式』と秋八の専用機『黒式』。
(っ!? 神様からの転生特典じゃない!? どう言うことなんだ、スパロボZの主役機のどれかを貰える筈じゃ!? いや……神様は条件を満たせって言ってたけど、条件を満たせなくても最終的には1つは貰えるって……)
白式に魅せられている一夏を他所に、与えられた専用機の黒式を前に秋八は内心でそんな事を考えながら動揺していた。
(……一応、対戦相手なのに見せていいのか? まあ、興味は無いけど……)
「待て!」
そう言って立去ろうとする四季を千冬が呼び止める。彼女の言葉に反応して四季が振り向くと三つ目のコンテナが開く。
「お前には専用機がある様だが、そんな物は要らん。私が無理を言ってお前の専用機も倉持技研に用意させた。初期設定では有るが、男子たるものこの程度の障害、乗り越えて見せろ」
「いらねえよ、そんな欠陥品!」
流石にキレて思いっきり怒鳴る四季の図。……最近義父から聞いた『日本代表候補生の専用機が凍結になった』と言うのはこれが原因だろう。……白と黒のカラーリングがされたISを指差しながらそう叫ぶ。
「け、欠陥品だと!? それにも私の……」
「あんな欠陥武器しか装備してない欠陥機を欠陥品と呼んで何が悪い!」
そもそも、妙な曰く
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