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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 3
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ましたから。死生観も似ちゃったんでしょうね。死んでも運が悪かったですませてしまいましたよ。あの人に全部を任せて運命をともにする覚悟が出来てましたから。まあ、生き残りましたけど」

懐かしいですね。まだそれほど時間は経っていないのですが。年は取りたくないですね。

「あの、副長とは付き合いが長いんでしょうか?」

「3ヶ月と言ったところでしょうか」

「3ヶ月で」

「最初は何となく似ているなと思っていたのですが、似ている部分が分かってからはそこらのコンビやオシドリ夫婦なんて目じゃないぐらいに息が合いましてね」

「はあ、そうなんですか」

「そうですよ。元から相性が良いのもあるんでしょうが」

「そんな人、出会えたらいいなぁ〜」

「昔は数が多かったので可能性はあったのでしょうが、今は厳しいでしょうね。多少の妥協をするしかないでしょうね。もしくはヤマト内に良い人も出来るでしょう」

「ですね。そう言えば副長、一番若い世代に人気みたいですよ。補佐は逆に上の方の世代にですね」

「なんですか、それは?」

「副長は厳しいけど優しく導いて守ってくれそうで、補佐は逆にどんな無茶にも付き合って支えてくれそうで、女の子達の間で人気なんです」

「それは幻想ですね。表面から見ていないからそういう評価になるんです」

「はい?」

「私達の本質は自分勝手ですよ。自分が守りたいから守る。自分が支えたいから支える。やりたいことのためならなんだって掛け金として乗せることが出来る。偶々私達が正の方を向いていただけです。絶対に後悔することになる。人生を投げ捨てている者同士だからパートナーとなれるんです」

「人生を投げ捨てている」

「私も副長もね、本気で死ぬのが怖くない。死ぬ直前になっても、ああ死ぬのかで終わりますね。だから爆装コスモファルコンなんて物で曲芸飛行なんて出来るんですよ」

映像を見せてもらったけど、いくら何でもあんな爆装で曲芸はしたくない。まあ、副長も私の操艦の映像を見て乗りたくないと言っていましたけど。

「何か報告は?」

副長がブリッジに上がってきたようですね。おや、時間にはまだ早いですね。

「おや、副長。交代時間には早いですが」

「エンジンの不調で目が覚めた。やることがありすぎて酒を飲む暇すらない」

「ご愁傷様です。報告ですが、エンケラドゥスの南極付近から救難信号を受信しました。シーガルは現在準備中です」

「古代君、森君、原田君、アナライザーを選抜して送れ」

「了解しました」

「甲板科の準備はできているな」

「道具の準備は完了しています」

「なら問題はないな。エンケラドゥスまでは後半日だったな。少し早いが引き継ごう。大分無理をさせてい
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