宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 3
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と考えれば良いんだな?」
『そうです』
「総員第一種警戒態勢!!索敵を厳にしろ!!甲板科は戻ってきているな?」
「戻ってきています」
「レーダーに感あり、戦艦1、駆逐艦3です」
「戦闘態勢!!各砲、一発ずつなら衝撃砲が撃てるはずだ。その後、三式弾の装填を忘れるな!!機関室、修理の状況は」
『あと、5分待ってください』
「慌てず急いで正確にだ。島、錨を上げていつでも出せる準備をしていろ。古代、戦闘指揮を任せる。やってみせろ」
「「了解」」
いつまでもオレが指示を出し続けるのも成長を阻害するからな。少しずつ仕事量を減らさねば。エンジンの修理のためにエネルギーを捨てずに各砲にまわしておいて正解だったな。節制は役に立つとメモっとこ。迎撃が終わり、全艦を沈めたところで機関室から修理完了の報告が上がった。
「島、出せ」
浮遊大陸から脱出したところでこの浮遊大陸をどうするかを考える。この浮遊大陸にあるのはおそらくは補給基地と思われる。叩いておいた方がいいが、叩かなくても、いや、叩いておかないと駄目だな。さて、どうやって攻略するか。
「島、取舵反転180度。艦首を浮遊大陸に向けろ」
「艦長?」
「波動砲のテストですか?」
「そうだ。テストを兼ねてガミラスの基地を攻撃する」
「ですが、波動砲の威力は未だ未知数です」
「個人的には出来るだけ早めにやりたいと思いますが、技師長の言うとおり威力は未知数ですし、この環境下で、ですか?せめて重力圏外からの方が」
「それでは木星に着弾するおそれがある」
「そこは角度を調整すれば、駄目だな。結構離れないと駄目か。精密射撃ができないな。徳川機関長、エンジンの方は大丈夫ですか?」
「冷却器は交換した。負荷は許容値ギリギリじゃな。手作業で冷却すればなんとか大丈夫じゃろうが」
「なら頼みます。波動砲発射後、木星の重力圏を抜けるまでは火を落とさないでください」
「分かった。なんとかやってみよう」
「波動砲、試すしかないですね。個人的には航空隊による爆撃の方がやりたいんですけどね」
「その場合、君も飛ぶつもりなのだろう」
「地球唯一の爆撃の専門家だと自負していますから」
「だからこそだ。君にはまだまだ乗組員を育て上げてもらわなければならない。こんな所で失う訳にはいかない」
「そこまで期待されては大人しくしておきます。島、取舵反転180度。古代、波動砲発射用意」
「了解」
とは言え、やることがないんだよな。精々対閃光防御ゴーグルを着用するぐらいで。周りが緊張する中、自然体のオレと瀬川君が浮いているが、気にするような神経を持ち合わせていない。そして、カウントダウン後に波動砲が発射される
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