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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 3
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のですか?副長」

「何がだ、真田君?」

え〜っと、全検索を掛けて書き換えても良いかを確認して、まずい部分は追加してっと。

「AUO9にはプログラム上の自我が設定されています。それを肯定し続ければいずれ」

「ロボット三大原則のことだろう?大丈夫大丈夫。肯定し続ければという話だ。どうも技術屋はそういう心に関するのには疎いよな。三大原則を破るロボットなんてとっくの昔に存在してるんだよ」

「なっ!?そのような報告は何も上がってきていません」

「そりゃそうだ。知れば回収してデータを取ってスクラップだろう?それを防ぐために持ち主たちが誤魔化してるんだから」

「そんな」

「それらは全て同じ環境下にあるロボットなんだよ。簡単に言えば彼らはロボットではなく家族なんだよ。理解できるか?」

「はい、ですが」

「家族を守るために強盗を殴り飛ばしたなんて珍しくもなんともないぞ。その後、自分達で自壊することが多いがな」

「副長、アナライザーの席に彫ってある刻印はどうされます?」

「パテでも当てて、彫るのは難しいからネームプレートでも貼っといて瀬川君。おっと、ここはまずいな。技師長は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』読んだことは」

「……あります」

「答えはYESだ。少し前の市販の物でさえこれだ。アナライザーの場合、自我の確立は容易だ。解体すると面倒になるからこそ、アナライザーでそれを証明するんだ。奴は人工知能たちの救世主となる。まあ、育て方を間違えると危険だがな。こっそりバックアップをとっとけ。今の状態なら問題はないだろうから」

「何故、そのようなことを?危険ではないのでしょうか?」

「さあな、危険というより安定した結果は出せなくなるかもな。だけど、それが良いんだよ。答えはいずれ出る。アナライザーが『彼』になるか『それ』になるか。それによって地球の未来が決まるだろうよ。ああ、別に失敗するとかそういうのじゃない。はるか未来の話だ」

よ〜し、書き換え終了。

「艦長はどう思われます?」

「意外と哲学的だな、副長。私としては航行に支障をきたさないのなら許可を出そう。バックアップも取るのなら大丈夫だろう。いざという時は引くのだろう?」

「引きます。それが私の義務であり責任であり権利でしょう」

「なら構わんよ」

「念の為に物理的に別のバックアップを取って隠しておけ。厳命な」

「……了解しました」

真田君は何処か納得していないみたいだが、それでも命令には従ってくれるようだ。





回収したサンプルが地球に生えてきた未知の植物とDNA的にほぼ一緒か。

「なるほど。つまりここはガミラスフォーミングの実験場か、あるいはこれを地球に移植する
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