第31話 正義の名のもとに(前編)
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りがとうございます。」
アスラン
「ラクス。」
ラクス
「はい?」
アスラン
「どういうことですか?」
ラクス
「ミスリルの事をお聞きになったから、ここにいらしたのではないのですか?」
アスラン
「ぇぇ…」
ラクス
「フリーダムのお声はキラ様ですね。」
アスラン
「キラ…?何を言ってるんです!キラは…あいつは…」
ラクス
「ミスリルに入られたのですね。」
アスラン
「ぁ!」
ラクス
「言葉は信じませんか?
ではご自分で御覧になったものは?戦場で、久しぶりにお戻りになったプラントで、何も御覧になりませんでしたか?」
アスラン
「…ラクス。」
ラクス
「アスランが信じて戦うものは何ですか?戴いた勲章ですか?お父様の命令ですか?」
アスラン
「…ラクス!」
ラクス
「そうであるならば、キラは再び貴方の敵となるかもしれません。」
アスラン
「ぅぅ!」
ラクス
「敵だというのなら、キラを討ちますか?ザフトのアスラン・ザラ!」
アスラン
「俺…俺は…」
ハロ
「マイドマイド。」
アスラン
「ぁぁ…」
ラクス
「キラは地球です。」
アスラン
「はぁ…?」
ラクス
「お話されたら如何ですか?お友達とも。」
アスラン
「…ぁぁラクス…」
Sideout
Side キラ・ヤマト
光輝
「キラ君、プラントで少しは気持ちが整理出来たようだな?」
キラ
「プラントは平和でした。
そこに住む者皆、平和を望んでいました。
ナチュラルやコーディネイターは関係なく…。
…
って酷いじゃないですか?貰った睡眠薬、強力過ぎですよ。
おかげで、睡眠薬が切れるまで、ボーとしていました。」
光輝
「あははは…悪い、悪い。
でも負傷兵のフリをするのに途中で起きたら、演技しないといけないだろう。
それに君は考え過ぎる。感情のまま行動した方が心の整理が早く着いたのではないか?」
キラ
「それはそうですが…。」
光輝
「真に戦いを望む者などいない。皆戦いに巻き込まれたくないのだ。
しかし、人には守りたい物がある。
家族や仲間、恋人、人それぞれだ。そこにはナチュラルやコーディネイターの違いはない。
戦い方も人それぞれだ。
兵士だけではなく、政治・外交・生産者や商売など色々な職業の人がいて、生活を支えている。
ラクス嬢のように歌で民衆を癒すこともある。
私は政治があって国が成り立つのではないと考えている。
国民があって、国が成り立っている。政治は所詮その為の道具でしかない。
今はまだ深く考えなくても良い。
自分の立っている場所の空気を吸って
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