第31話 正義の名のもとに(前編)
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「シーゲル・クライン!我々はザラに欺かれた!発動されたスピットブレイクの目標はパナマではない、アラスカだ!」
〜〜回想終了〜〜
キラ
「プラントも同じだ。」
フラガ、マリュー、ナタル
「ぇ?」
キラ
「それでアークエンジェル、マリューさん達は、これからどうするんですか?」
マリュー
「どうって…」
トノムラ
「Nジャマーと磁場の影響で、今のところ通信は全く…。」
ノイマン
「自力でパナマまで行くんですか?」
フラガ
「歓迎してくれんのかねぇ、いろいろ知っちゃてる俺達をさ。」
マリュー
「命令なく戦列を離れた本艦は、敵前逃亡艦、ということになるんでしょね。」
光輝
「そうはならないさ。テープの命令通り行動したまで。
同様の証言をユーラシアの部隊がしてくれる。
敵前逃亡はアラスカにいた将校達だ。」
フラガ
「コウキ、お前今まで…」
光輝
「この顛末をミスリルの工作員に渡していた。
今頃、世界中で放送されているだろう。」
ノイマン
「原隊に復帰しても軍法会議は…?」
光輝
「いや、原隊に復帰しない方が良い。
事情を知る君らは、使い潰されるのがオチだろう。」
ナタル
「…確かに。」
マリュー
「なんだか…何の為に戦っているのか解らなくなってくるわ…。」
アークエンジェルクルー達
「ぅ…」
キラ
「こんなことを終わらせるには、何と戦わなくちゃいけないと、マリューさんは思いますか?
僕達、僕はそれと戦わなくちゃいけないんだと思います。」
アークエンジェルクルー達
「ぁぁ…」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
マリュー
「オーブへ?」
フラガ
「ああ、ちょっともう、軍に戻りたいって気分じゃないだろ?みんなもさ。」
マリュー
「生殺しは確定しているようなものですものねぇ。」
フラガ
「ボウズ、変わったな。」
マリュー、ナタル
「ええ。」
フラガ
「何と戦わなくちゃいけない、か?」
光輝
「私の直弟子だからね。」
ナタル
「キラ君はミスリルに入ったのですか?」
光輝
「ああ、だいぶ葛藤はあったようだがね。
オーブ軍よりはミスリルの方を選んだ。
自分が何をすべきか分かったんだと思う。
それでプラントへ行かせた。
マルキオ導師に頼んで、負傷兵として連れて行って貰った。
マルキオ導師はオーブの近くの島に住んでいて、
ナチュラルでは唯一、プラントで尊敬されている。
シーゲル・クラインにアフリカ連邦の設立を根回しを頼むついでもあったから。」
フラガ
「お前、何処まで先を読んでいる。」
光輝
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