第2章 魔女のオペレッタ 2024/08
最後の物語:嘘の魔法
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アルゴ・ピニオラ視点、邂逅回。
新キャラなんていませんよ。
ということで、今回は《変装》したピニオラさんとアルゴさんのお話でした。ピニオラさん渾身の演技はこれまでの経歴を物語る材料だと思って頂ければ幸いです。ラフコフ時代はおっとりした話し方から蔑まれたり、諜報工作やアイテム調達にも駆り出されることから《使い走り》と嘲笑われたり、惨憺とした過去があったり、お友達(匿名幼女)についてアルゴに訴えたり、嘘は(一部分しか)吐いていません。
今話で始めて公開したピニオラさんのPNのスペリングですが、《ph》で《フ》と発音することが多いことから、アルゴさんがピニオラの名前を読めなかったことと独自のセオリーに基づく渾名によって全く別物のキャラのような名前になってしまいました。《Phyniohra》と書いてピニオラと読みます。
そして、そもそも燐ちゃん以外と素顔を合わせたことのあるのは誰も居ないので、変装しないままで出向いてもバレることはありませんでした。クーネ達でさえ重金属装備で固めて、声までアイテムで変えるという徹底仕様だったことから、そもそも主人公以外は気付けないという構図が出来上がっていたんですね。
さて、今回初めて登場した《変装》スキルですが、ぶっちゃけこれは死にスキルです。
効果としては《数十分程度の間、容姿を変更する》というもの。始めは髪色だけの変更しか対応しませんが、Modを充実させることで《声質》《服装》《体格》と幅が広がり、やがては《性別》まで変更できるという代物。当然のことながらステータスには何ら影響を及ぼしませんし、《索敵》スキルで看破されれば化けの皮が剥がれます。
加えて、チュートリアル時に生成されたアバターの性別が固定のパラメータとして設定されている事から、男性がアバターを女性の形態に作り変えてリアル女性とスキンシップを取ろうとすると、変装が強制解除された上でハラスメント警告が表示されるというシステム処理が為されます。変態に慈悲はない。
次回もお付き合い頂ければ幸いです。
ではまたノシ
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