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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
1話『クラスメイトは全員女の子?2』
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、見世物になるのは嫌いだし、メリットもない。だから辞退させて貰う」
「無駄だ、他薦・推薦された者に拒否権は無い」
「DEMとIS学園、及び政府との契約だから、拒否権云々以前の問題だ。大体、オレはテストパイロットの仕事の為、自宅通学なので満足に勤めることは出来ない、行事と仕事が被った場合、仕事を優先するんで、不戦敗になる危険だって有る」
「ならば此処に引っ越せば良い、そんな仕事などやる必要は無い」
「仕事については一教師に指図される筋合いは無いですよ、先生。大体、警備上の問題で……」
「学園の警備システムは万全だ。心配は無い。警備上の問題ならば尚更IS学園の寮に引っ越すべきだ」
「いや、学園の最大の戦力……アンタに対するDEMからの不信感だ」
四季の一言に内心で『グハッ!』と大きくショックを受けながらも気を取り直して千冬は言葉を続ける。
「だが、入寮については本人の同意が有れば許可される、と言う一文もあったはずだ。そもそも、IS学園は本来全寮制だ。認められてしまっているとは言えそんな特例が有る事自体、他の生徒に対して示しがつかん」
「示しね。そう言えば、そう言うのも有ったな」
DEM側にしてみれば、千冬や秋八の事を嫌っている四季が二人と同じ寮で生活する事や、“彼女”との同居生活を捨てる等しないだろうと言う判断で追加したIS学園に対する妥協点だ。
何より、DEMの本社と各国の支社の防衛戦力は軍隊でも返り討ちに出来るレベルであり、誘拐などに対する対策も出来ている。更にDEMにとって自宅通学と言うのはどちらかと言えばIS学園の内部に居る者達に対する警戒でもある。
そんな互いに梃子でも譲る意思の無い二人の会話は続く。……所々で四季による千冬への言葉によって精神的ダメージを負っている分、徐々にだが千冬が押され気味だが。
「ちょっと待ちなよ、四季。折角千冬姉さん……おっと、織斑先生が君の為を思って言ってくれているんだよ」
「とてもそうは思えないがな」
二人の会話に割って入った秋八に対して絶対零度の視線が向かう。ニコニコとした笑顔だが目が笑っていない秋八と、殺気交じりの絶対零度の視線を向けている四季の間に流れる険悪な空気。……完全に二人の近くに居る女生徒達は涙目を浮べている。何より災難なのは間に立つ羽目になっている一夏だろう。
「あ、あの……わ、私、四季君の推薦取り消しますから……」
そして、完全に泣きが入っている人。……先ほど四季を推薦した生徒だ。彼女が涙目で震えながら手を挙げてそう発言する。
流石に、学園で三人だけの男子生徒の中で『企業代表でテストパイロットなんだから、専用機とか持ってるかな?』とか『だったら、ちょっと見てみたいな』と言う軽い気持ちでの発言が
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