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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
1話『クラスメイトは全員女の子?2』
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をしているんですか? 所詮、血の繋がりの有るだけの他人が今更家族面をしないで頂きたいですね」
四季の脳裏に浮かぶのは義理の父に引き取られた時の興味さえ示さなかった千冬の姿。何を持って今更自分の事を『弟』等と言うのか?
血の繋がりが有る事は認めながらも、他人だと言い切る四季に千冬は唇を噛み締める。
何処か力の無い足取りで四季の元から離れていく千冬の背中を四季は一瞥もしなかった。
そんな四季の言葉に悔しげな表情を浮べる一夏と、何処か面白く無さそうな……まるで四季がこの場に居る事自体を忌々しいとでも思っている様な表情を浮べる秋八。一夏の表情は兎も角、秋八の表情を見逃したのは……後に致命的な物になると言う事は、この時の四季には知る由も無かった。
授業に関しては予習が効いているのか案外楽だった。その辺は科学・軍事関連に特化した者達のお蔭だろう。また、短期間での学習と言う事も有って効率的な勉強方を教えてもらっていたので、内容も大体頭に入っている。
(その辺は皆に感謝だな)
それでも今まで普通の学生生活を送っていた四季にとって、IS関係の勉強はきつい所もあった。だが、それでも、夢や周囲の状況……様々な理由で真っ直ぐに
IS学園
(
ここ
)
を目指していた者達との差として割り切っている。
寧ろ、夢に向かって努力した結果、それに敗れて涙を流した者達の事を考えると、それも仕方ない事だと思うことにする。
(……ギルモンは寝てるか……)
あの戦いの中で新たな形に進化したデジヴァイスの中で眠っているパートナーデジモンの『ギルモン』はまだ眠っている様子だった。パートナーを他人に預けておくのは不味いだろうと思ったので、デジヴァイス毎持ってきたが、パートナーとは言え矢張り真面目に勉強している真横で寝ている姿は色々と思うところがある。
(それにしても、流石に鬱陶しい)
廊下を横目で見ると上級生・同級生関係なく教室を覗いていた。僅か三人だけの男性操縦者なのだから仕方ないにしても、『三人目も千冬様の弟』と噂されるのは少しだけ不愉快だった。
……『世界最強』……。ISと言う競技の上でとは言え、相応の重みが有るのは理解しているが……既に『織斑』では無く『五峰』の名を背負う身である以上、余計な呪縛から逃れる為にも……一度本気で決着をつけるべきかと思う。どんな手を使ってでも。
(……何を考えてるんだか、オレは)
其処まで考えた後、四季は己の考えを振り払う。少なくとも『紅蓮の聖騎士』や『異世界の英雄達』の力を使うのは拙いと改めて思い直す。
何時の間にか居なくなっていた元兄弟の二人に今更ながら気付いたが、どうも兄弟二人に比べて女子から避けられている傾向にあるのは……殆ど汚
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