進路指導のウィザード
吸血鬼との会談(1)
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に手招きでこちらに来て、隣に座ってもらう事で理由を知ろうとしていた。ただし表ではなく裏に用があると思うが、俺は冷静に質問に答える事にした。
「率直な質問に率直な答えではあるが、コイツらにとっては疑問で一杯だから順を追って説明を頼む。一体吸血鬼世界に何があった?」
「我々吸血鬼世界でとある出来事により、根底の価値観を崩す程の物になってきているのです。そちらはご存じかと思いますが、神滅具を持ったツェペシュ側のハーフから出てしまったのです」
「その事に関しては俺らでも知っていたが事実だったとは。噂程度だと思っていたが、神器所有者でしかも神滅具を持った者が出現ね。一ちゃんらにとっては情報を持ってるから余り驚くリアクションしないんだな」
「そりゃそうだろアザゼル。俺達CBには情報収集が得意な者がいるし、先の先を知っていて未来予知にて出ていたからこちら側は既に調べ済みだ」
CBにとって知っている情報だったとしても、三大勢力にとってはお初の情報ばかりで驚愕したままとなっていた。
蒼い翼は世界中にあるし、いくら吸血鬼世界にも治安維持部隊が存在していてブラック・シャークからの派遣者。面倒な事が起きてるようだし、これからの事は面白味があるから今まで話してなかった。
「それでツェペシュ側が所有している神滅具は何だ?神器ならまだしも神滅具は厄介な代物であり、現在十三個確認されている」
「その内俺らが持っている神滅具は『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』『白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)』『黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)』『絶霧(ディメンション・ロスト)』『魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)』の五つだ。悪魔側は『獅子王の戦斧』で、天界側は『煌天雷獄(ゼニス・テンペスト)』で堕天使側は『黒刃の狗神(ケイネス・リュカオン)』だったか」
CB側と三大勢力が所有している神滅具は八個、メフィストの組織所属者は『永遠の氷姫(アブソリュート・ディマイズ)』に無法者のはぐれ魔法使い集団は『紫炎祭主による磔台(インシネレート・アンセム)』とされている。
未だ所在不明の神滅具は『幽世の聖杯(セフィロト・グラール)』『蒼き革新の箱庭(イノベート・クリア)』『究極の羯磨(テロス・カルマ)』とされているが、『蒼き革新の箱庭(イノベート・クリア)』だけはアジュカが素性を補足していて調査中。
「未だ発見されてない神滅具は三つだが、エルメが敵対しているツェペシュ側の神滅具所有者は『幽世の聖杯』だな?」
「その通りでございますが、まさか織斑様からの口から出るとは思ってませんでした。流石はCB総司令官であり創造神黒鐵様でございます」
「と言う事は事実らしいな。それも聖遺物の一つとされている聖杯とは・・・・面
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