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ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
進路指導のウィザード
吸血鬼との会談(1)
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か?」

「・・・・カルンスタイン。確か吸血鬼二大派閥の一つで、カーミラ派の中でも最上位クラスの家だ。久しぶりだな、純血で高位のヴァンパイアに会うのは。それとその質問に関しては本人から説明する。一ちゃん、自己紹介を頼む」

「初めまして、俺の名は織斑一真。今はその名で通しているが、ここの学生や人間と生活してる時は兵藤一誠と名乗っている。現赤龍帝であり創造神黒鐵とは我の事でありながら、ソレスタルビーイング総司令官をしている者だ。なので三大勢力とは別勢力と言う事で覚えておいてくれて構わない・・・・よろしく頼む、エルメ」

「ソレスタルビーイング・・・・あの有名な創造神黒鐵様にお会い出来る事など驚愕と共に光栄の至りです。では今回は織斑様と呼ばせてもらいますが、別の姿では兵藤様と呼ばせてもらいます」

俺とエルメは立ち上がって握手したが、事前にヴァーリ達へ情報提供の内でカーミラ派についても提供済み。吸血鬼は古より存在する闇の住人で、上級悪魔と似たような階級制度や弱点がある。貴族社会みたいな感じで、悪魔は冥界の住人で吸血鬼は人間界の闇住民達。似てるようだが価値観と文化は違う所が多い。

『悪魔と吸血鬼は互いに縄張りを刺激せずに人間を糧に生きてきたが、天界にいる者達にとっては天敵で共闘しないで今まで一定の距離感だったか』

『まあな。悪魔は今年夏に行われた和平に応じてくれたから、長かった戦争状態を収束させたけど吸血鬼は和平のテーブルすら付こうとしてくれない。ま、今がチャンスだと俺は思う』

『女王と拝謁を許可されているならそうだね〜私達天界の教会戦士達は小競り合いが続いてるからねー。数百年前に吸血鬼業界は二つの派閥が誕生したんだっけ』

『ツェペシュ派とカーミラ派で、それぞれ男尊主義と女尊主義としてでしたね。純血を残す為、男か女の真祖を選抜させるかで長年主張させていたけど、数百年前から真っ二つに分かれたと』

俺とアザゼルの説明通りなら、エルメは女尊主義カーミラ派の吸血鬼として来たのだろう。握手後、再び席に座る双方は朱乃がお茶を差し出したのを確認してから開口一番に質問をする俺。

「エルメ、いきなりで悪いが今度はこちらが質問させてもらう。・・・・俺らは別勢力だが、コイツら三大勢力に会いに来た理由は何かな?今まで接触を拒んできたカーミラの者らが、突然グレモリー、シトリー、アザゼル総督の元に来たのは何故だ?」

「・・・・三大勢力と別勢力の織斑様ですが、私らはグレモリー眷属のギャスパー・ヴラディのお力をお借りに来たのです」

エルメは瞑目してから、一度頷いて静かに開いたが俺達以外の者らにとっては予想外な事だろう。まあ実際絶句している三大勢力だが、俺達は絶句ではなく納得をしていたし全員の視線がギャスパーに注がれる。俺はギャスパー
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