進路指導のウィザード
吸血鬼との会談(1)
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「少し眠くなってきたな・・・・ちょいと仮眠させてくれ」
「一ちゃんは人間のように暮らしているからな。誰かの膝枕で寝ててくれ、吸血鬼が来たら気配で分かるだろうからな」
「そう言う事だ。外には俺の部下が監視させているからな」
と言う事で愛紗の膝枕にて眠った俺であるが、朱里は情報共有として今後に起きる事をアザゼルらとな。夜は更けるが外は静まり返り、皆も会話を少なくした頃に気配を感じ取った俺はすぐに目を覚まして窓の方へ視線を向ける。
「流石だな。すぐに気配を感じ取るとは・・・・ま、俺らも遅れて気配を感じ取れた」
「まあな。旧校舎辺りに冷たい気配を感じ取れたまではいいとして、これが吸血鬼の気配はまるで絶対零度のように凍った感じだな」
「ご主人様、蒸しタオルですので顔をお拭きになって下さい。朱里はご主人様の髪をとかしてくれ」
「分かりました!じっとしてて下さいねご主人様」
起きた瞬間、朱里の鞄から取り出したのを主である俺に手渡した後に顔を拭く。今から会談だからと朱里は髪をとかしながら、俺らの視線が窓に向く途中で祐斗が立ち上がって部屋をあとにする。準備完了と共に、旧校舎周辺一帯に配置している隊員らはピリピリしていた。俺らは吸血鬼の情報提供として、現地にいる者らからの報告書から引用させてCB側のメンバーに告げていた。
「放課後集まってもらったのは他でもない、吸血鬼に関する情報提供だ」
「グレモリー眷属にはギャスパーがいるから情報あると思うが、俺達には何も聞いてないからな」
「そうですね。ソーナは自分の眷属にてリアス達と聞いている思いますし、ここにいる私達はまだ情報がありません」
「そだね〜私も知っておいて損はなさそうだし、聞いておいた方がよさそうだしね〜」
「では一誠様。吸血鬼に関しての情報提供を」
俺、ヴァーリ、シーグヴァイラ、イリナ、レイヴェルの順だったが一応な。吸血鬼と言う種族は招待された事のない建物には絶対入らないし、鏡に姿が映らず影もないから人間曰く幽霊だと勘違いする。
「それを言うと幽霊が可哀想ではあるが、流水を渡れない所が幽霊と違う所だな」
「私が聞いた事だと、ニンニク嫌いで私達天界関係者のシンボルで言う十字架や聖水が弱いのよね」
「流石教会にて学んだだけの事はある。あとは自分の棺で眠らないと自己回復が出来ないらしいが、ギャスパーと比較するとかなり違う箇所が多いと思う」
「確かにそうですね。ギャスパーさんは影もありますし鏡に姿も映りますし、川も渡れてニンニクも既に克服済みと・・・・では棺に関してはどうなのですか?一誠様」
「アイツは最初だと棺で寝ていたが、外に出てくる頃には自分のベッドで寝るようになったし、棺で絶対と言う事は無くなったから普通に寝て
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ