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リリなのinボクらの太陽サーガ
アポカリプス
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。別に治めるのが面倒と思った訳ではない……はず。

それからしばらくすると経緯は不明だが簀巻きにされたはやてが窓から放り出されて、慌てて飛行魔法を展開したなのはが頭から落ちる彼女を拾い上げるのだが、なのはの疲れた様子が直接見ずとも気配だけで十分伝わってきて、鍛錬で気を逸らしていた二人はなんか申し訳ないとしみじみ思った。

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新暦67年9月24日、8時31分

「え〜、という訳でシャマルとマキナちゃんのおかげで切り札の抑制薬……ゼータソルが完成しました〜。はい皆さん、彼女達の健闘に拍手!」

はやてが簀巻きにされた姿のまま景気よく言うが、ホームに集まった者達はそれに賛同せずに注意を促した。

「いや、今やっと寝れたんだから静かにしてあげようよ、はやてちゃん……」

「徹夜明けでようやく眠れたのに、周りがうるさかったら誰だって怒るに決まってんだろ……」

「おいバッテンチビ、お前もロードの暴走ぐらい相棒として止めろっての! アタシだって時には殴ってでも叱るぞ!」

「か、返す言葉もありませんです……。でも、はやてちゃんの手綱を握るのは並大抵の方法では無理なんです……」

「あはは……二人とも主で苦労してるんだね……」

当然の事を注意してからため息をつくなのはに、ヴィータも同意しながら呆れてしまい、アギトはもう少しロードの行動に気を付ける様に説教し、正座でそれを受けているリインの姿に、フェイトは先日説教されてた時の自分を思い出して苦笑した。

なお、ザフィーラは街の外の戦艦で待機中、シグナムも鍛錬が終わるとそっちへ戻って行った。そのためホームには就寝中のマキナとシャマル、ひと汗流してさっぱりしたジャンゴ、朝からツッコミまみれのなのはとアギト、それと管理局側からはやて、ヴィータ、リイン、フェイトがお邪魔している。作戦を行う時が来れば連絡すれば良いだけなのに、なぜか集まっている辺り、彼女達の中でなのはがまたいなくなる不安が拭えていない事を示していた。

「そういや作戦前に訊いておきたいんやけど、今のなのはちゃんはどういう立ち位置でおるん?」

「立ち位置……? アウターヘブン社側か管理局側かってこと?」

「せや。まぁ、私らの間だと気にする必要はないかもしれへん。でも任務中だと所属陣営で指示系統の違いがあるからなぁ……そこらへんを明確にしとかんと、指示を出す際に混乱しかねへんのよ」

「そういえばそうだね。確かに管理局は部隊行動とかの規律をしっかりさせてるし、私の立ち位置があやふやなのは政治的にもマズいよね」

「その前に質問いいかな? 私達管理局員はフェンサリルから見れば侵略者同然だから、正直に言って今も恨まれてると思う。だからこそ疑問なんだけど、ウ
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