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リリなのinボクらの太陽サーガ
アポカリプス
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を基にしたスナイパー4体や。頃合いかと思って聖王教会の制圧に向かおうとした途端、急に霧が出て狙撃してきよったんよ』

「手助けは必要……でもなさそうだ」

『せや、私の家族は伊達や酔狂で騎士は名乗っとらん。霧で姿を隠しとるのが面倒やけど、敵本体の強さ自体はぶっちゃけマキナちゃん程やないし……ってうわ!? 教会騎士からの攻撃もきよった!』

「なんだ、楽しそうにドンパチしてたのか。まさにレッツ、パーリィ?」

『確かに爆発が飛び交う危なっかしいパーティーやな! 残念ながら私は六本も刀使えへんけど』

「一応言っておくけど火傷はしないでよね、治療が面倒だから。それに、お肌の大敵だし」

『言われんでも女にとってスキンケアは大切って事ぐらいわかっとるわ!』

「でもヴォルケンリッターは姿が変わらないから肌の手入れしなくても全然平気という……」

『それ言われると、なんかずっこく感じてきた!』

「とりあえずこっちは予定通りこのまま先に進む。まぁ……適当に頑張れ?」

『疑問形か! 全くもう……おかげで肩の力がスゥ〜っと抜けたわ。早速、敵の教会騎士達に一発かましてくるで!』

「そう言って横から狙い撃ちされないように。狸鍋にされたくないならね」

通信終了。マキナとはやての戦闘中だというのにいつものド突き合い漫才じみたやり取りを交わす光景に、先程の工場を見てからずっと強張っていたなのはとフェイトは安心感のようなものを抱き、つい苦笑してしまった。

丁度いい感じに休息を取れてなのは達の肩の力も抜けたため、一行は探索を再開する。次の部屋にあったのはコントロールルームで、傍に工場の動力源として使われている小型の魔導炉があった。

ここなら目的のデータ収集ができると思い、マキナはレックスを端末に繋いでセキュリティを解除、いくつかの研究資料や記録などを根こそぎ集めていった。その間、ジャンゴ達は周囲を警戒して、何が起きてもすぐ対処できるようにした。

「うわぁ、ここのデータベース、漁れば漁る程“裏”の記録が出てくる。それに……なんか奇妙な情報まである。え〜と、最古のロストロギア、原初の魔導師、鍵の喪失、存在回帰……ん〜どれも断片的でよくわからないや。それより……やっぱり完全版プロジェクトFATEのデータも、キャンプ・オメガから拡散されてたらしい。フェイトには残念な話だけどね」

「うん……まぁ予想はしてたから大丈夫。母さんのレガシーを何とかするのは私の役目だから」

「でも、ここにあったデータの中に興味深い研究資料もあった。まず、“クローン生成は繰り返すほど弱体化する”。つまりクローンからクローンを生み出しても、そのクローンは非常に弱くなるってこと。一人の遺伝子から複数のクローンを生み出し、その中で最も優れたク
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