アポカリプス
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だけどね」
しかし速度を求めてバリアジャケットの面積を減らしているフェイトを見ていると、いつか本当にあの格好にたどり着いてしまうのではないかと、傍でマキナとアギトの話を聞いていたなのはは危惧する。だが、やがてそれが近い形で現実になる事を、この時の彼女達は知らなかった。
前回マキナが通った道をもう一度進むのは自ら罠に飛び込むも同然だと考え、一行は地下へ行ける別の侵入口を探索する。しかしどれだけ探しても例のタンスの裏以外に地下へ続く階段もエレベーターも見つからず、やはり同じ道を行くしかないのかとなのは達が悩む隣で、ジャンゴは何か思い当たることがあったのか、離れた所にあるレバーを下ろしたり、素早く燭台に火を灯したり、図書館で『こ、と、の、は』に関わる行の本棚にあるスイッチを押したり、教会入り口の石像を破壊したり、赤青黄緑それぞれの色に輝く4つの水晶を拾っては別の場所で謎の穴にはめるなどの奇妙な行動をしていた。
「さっきからジャンゴさん、何をしてるの?」
なのはが正直に尋ねると、ジャンゴは「まあ見てて」と言い、最後に拾った青色の水晶を穴にはめて、傍にある燭台に火を点ける。すると一瞬地響きが起き、礼拝堂に地下へ行ける階段が出現した。
「やっぱりサン・ミゲルの大聖堂と同じ仕掛けだったよ。ヒントパネルも無いし、床絵が浮かび上がってこなかった点も含めてある程度の差異はあったけど、とりあえずこれで解除成功だ」
「そういう事だったんだね。すごいよ、ジャンゴさん!」
「世紀末世界で解いた事があるから、すぐ仕掛けに気づけたんだ……流石は歴戦の戦士、仕掛けの解除はお手の物ってことかな」
「しかもヒント無しって点を考えると、次元世界出身だけのパーティで来てたら解除方法すら気付かなかったはず……。どう見ても不親切かつ露骨な時間稼ぎだけど、次元世界だとこの仕掛けはまだ通用するから確かに効果的だ」
そう呟くマキナは脳内で「これもまた聖王教会とイモータルの繋がりを示す証拠かな」と、また増えた影の勢力に辟易していた。ともかくこれで地下に進めるようになったため、早速ジャンゴ達は新たに出現した階段を降りていく。タンスの裏の道と違ってこっちは本来の通路であるためか、しっかり整備舗装されており、敵の重要拠点に足を踏み入れたという雰囲気が肌を通して伝わって来た。
通路の端にある青白い明かりを頼りに、若干薄暗い通路を移動する一行。今の所一本道で敵の姿は見当たらないが、不意打ちに備えて警戒を怠る事はしなかった。やがて少し広い空間に出ると、そこは何かの倉庫のようでたくさんの小さなコンテナが積まれていた。
「ん? な〜んか見覚えがあるような……」
「マキナ?」
訝し気に思ったフェイトは、マキナが唐突に近くのコンテナの上に乗り、蓋を引っぺ
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