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リリなのinボクらの太陽サーガ
アポカリプス
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も救いの手を差し伸べるその姿勢を買われて、リンカーコアが無くても……いや、無いからこそ教皇に相応しいと推薦された実績のある人が、スカルフェイスの非道な計画に加担する訳あらへんやろ。ただ……一方で大司教アルビオンは確かに私らも怪しいと睨んどる。あの人からはあまり良い噂も聞かんし、穏健派のカエサリオンに何度も毒舌かましとるし、教会騎士をもっと各世界に動員すべきという意見を常に掲げとるから、管理外世界のフェンサリルに教会を勝手に建てた今の状況と符合しとる。ほぼ間違いなく、アルビオンが敵側に付いたんやろな』

「あまり決めつけると視野が狭くなるよ、私は真実を知りたいんだから。さて……とりあえず作戦通りに私達が地下に潜入して調査、その後に八神達居残り組が地上を制圧って流れで行こう。下手にこっちの動きを掴まれると、異常に気付いてデータや証拠が消される可能性があるからね。突撃タイミングはそっちの自己責任で判断して」

『オッケー、任せとき。そんじゃあミッション開始や……グッドラック!』

はやての号令が出た瞬間、潜入部隊は行動を開始。前衛をジャンゴとフェイト、後衛をなのはとマキナが担当し、アギトはいざという時に備えてマキナの服の中で待機していた。
なお、ここに向かう途中の戦艦内でフェイトは「なんでわざわざアギトを隠すの?」と首を傾げ、リインは「最初からユニゾンしていた方が良いと思うですよ?」と疑問を素直に尋ねており、それに対してマキナは「戦力を温存するのは兵法のセオリーだし、伏兵がいると危機を脱しやすい」と返答している。

基本的にロストロギアや魔導師の犯罪者などを相手にする管理局では戦力を隠す意味が特になく、一方、アウターヘブン社では生存率を上げるために搦め手を含める様々な方法で戦術を増やしている。この戦いに対する意見の違いは、「今まで潜って来た戦場での考え方のズレがそのまま出てきただけだな」とアギトは結論付けた。

これまでの潜入任務と同じく、基本的に戦闘は避け、見つからない事を優先して教会の敷地内に入る。表向き4人(伏兵1人)で行動しているため、気配も大きくていつもより見つかりやすくなっているが、その辺は草むらに潜んだり、出会い頭にCQCなどで攻撃して気絶させたり、ラブダンボールを駆使したり、ロッカーに身を隠したり、マキナが修道服でシスターに変装してごまかす事で上手く乗り越えていった。ちなみにフェイトは「ダンボールの中は高級住宅以上に居心地が良い」と絶賛しており、それを聞いたなのはは「また一人、知り合いがダンボール愛に染まっちゃった」と肩を落としていた。

「フェイトって実は胎内回帰願望でも持ってるのかねぇ?」

「どこのシリアルキラーな英霊だっての……ま、解体しようなんて言い出さないだけマシか」

「露出度の高さはどっこいどっこい
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