第20話
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いつかないなあ・・・」
「それなら、今日の放課後は部活見学をすればいいじゃない。私達だって中学に上がってから色々勧誘されたり、見学したりして決めたんだから。」
「そうだね。ありがとう、一香。」
そして放課後、私は部活見学をする事になった。でも・・・
「どうしよう・・・どこに何部があるのか分からない・・・」
「あら、かずみちゃんじゃない。」
その時、後ろから声を掛けられた。振り返ると、そこには黒髪をポニーテールにした女の子が居た。
「ええと、どちら様ですか?」
「あら?そう言えばこっちで会うのは初めてね。」
そう言うと、その子は髪留めを外して髪を下ろした。さらに、その側に2人のしゅごキャラが現れる。
「これなら分かるかな?」
「ええ!?なぎひこ!?」
髪を下ろした姿は間違い無く、生徒会のなぎひこだった。左右に居るしゅごキャラもリズムとてまりだ。
「何で女子の制服着てるの!?」
「ちょっと事情があってね。」
なぎひこは髪を留め直して私に説明してくれた。
なぎひこの家は日舞の家元で、小学生の頃、女形の修行の為に女の子として過ごしていた。でも、修行を終えた後も友達からなぎひこの女の子としての姿“なでしこ”に会いたいと言う声がある。だから、時々こうやって女の子の格好をしてるんだって。
「それで、かずみちゃんは何か困っていたみたいだけど、どうしたの?」
「実は、部活見学をしようと思ってたんだけど、どこに何があるか分からなくて。」
「それなら、私が学校案内を兼ねて案内するわ。」
「うん。ありがとう。」
こうして、私はなでしこに案内されて部活見学に向かった。
続く
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