第2話
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えれば僕に特殊能力が発言したという厨二的かつラノベ的な考えが沸き上がりつつも信ぴょう性を持ってきている。
というか、それ以外は夢という可能性しか残っていない。
あまりにも非現実的すぎる。もうライトノベルのような展開しか出てきてくれない。客観的に見ようとも、一度僕の見たものを整理しようとも結論としてはその二つの考えしか湧いてきてくれない。
そして僕はたどり着く。こうしている現状を客観的に見て至る。
こんな状況でライトノベルの主人公たちはどんな行動をとるだろう。どんな行動を今僕は取るべきだろう。というかこんな日現実的かつファンタジーすぎる内容にどういう視点から対処すればいいのか全くにわからなくなっている僕がいる。
考えに考えても仕方がなく、現状彼女の異変に気付いているのも周りを見ても僕だけな気がする。
ライトノベルで自分だけが異変に気付いたのだったらとる行動は一つである。
彼女の話の後、入学式の閉会の言葉を教師から言われ、1クラスずつ呼ばれる順番に体育館から出ていく。
こういう時にその人物がとる行動、それは周囲に合わせる。これが一番人間らしくも現実的だ。それに、もしも今起きていることを認識している僕以外の人間がいて、その人間が僕にとって害のある存在だった時、今ここで僕が周囲にとって訳の分からないことをするわけにはいかない。
そこまで見通して、僕は周囲の雑音に紛れる。気にしないでおこう。きっと何かそのうちにわかる。そんな気が僕の脳裏にずっとあった。
教室。
教室に戻ってきた。今日はまだ入学式だけで授業はないのでHRをもう一度してから下校となる。担任の溝田先生が
「はい皆さん。今日はこれで終わりですが、明日から早速授業が始まります。確か皆さんは社会も明日ありましたね。では、明日を楽しみにしておきましょう。明日は皆さんと一緒の授業が二つもあるのですからね。」
とだけ言うと、HRを終わった。
「みなさん。起立、気をつけ、礼っ!!」
『ありがとうございましたーーー!!』
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