暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARC―V 〜二色の眼と焔の武装〜
第1章 スタンダード次元篇
ペンデュラム召喚
第2話 フィールドに轟く咆哮 フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
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をのたまう。

「何が正義のデュエリストだっ! 遊矢兄ちゃんは卑怯者なんかじゃない!」
「そうよ! そうよ!」
「ペンデュラム召喚だって、インチキなんかじゃない!」

 リーダー不良の言葉にフトシ、アユ、タツヤが物申す。

「うるせぇぞ、ガキ共! おまえら、やっちまえ!」
「「へいっ、リーダー!」」

 リーダー不良の命令で、部下不良の2名が子供たちに殴りかかろうとする!

「「うわっ!?」」
「きゃっ!?」
(みんな)っ!?」

 不良たちの拳が振り下ろされた瞬間、不良たちの拳が掴んで止められた。

「「「龍牙兄ちゃん!」」」

 不良たちの手を掴んでいたのは龍牙であった。

「なっ、なんだ、てめえ──いてててててっ!?」
「いてぇっ!? 離しやがれ、この野郎!?」

 龍牙はそのまま、不良たちの腕を捻りあげる。

「て、てめえっ! この野郎──」
「ここはデュエルを学ぶ場所だ。他人を罵倒したり、暴力を振るう場所じゃないぜ」
「っ!?」

 龍牙はいつものお気楽な雰囲気ではなく、冷たい雰囲気を放ち、低い声音で言う。
 リーダー不良はその龍牙の雰囲気に気圧されてしまう。

「ま、待てよ! ここはデュエリストらしく、デュエルで決着をつけようぜ! ほら、ここは暴力を振るう場所じゃないんだろ?」

 それを聞いた龍牙は手を離して、手下の不良たちを解放する。

「いいぜ。売られたデュエルは買う主義だ。3人まとめてかかってこいよ」
「はぁっ!?」
「「「「「「「っ!?」」」」」」」
「その代わり??????2度とくだらねぇ理由でこの塾に足を踏み入れるな」


―○●○―


 龍牙と不良3人組はデュエルフィールドに移動する。

「へへへっ、まさかアクションデュエルができるとはな!」
「「やっちまいましょうや、リーダー」」

 アクションデュエルができることと自分たちに圧倒的有利なデュエルで不良3人組は舞い上がっていた。

「塾長。アクションフィールドを頼むぜ」
『う〜ん??????わかった。おまえを信じる! 頼むぞ、龍牙!』

 自分から不利な条件のデュエルを挑んだ龍牙を怪訝に思うが、修造は新しい塾生である龍牙を信じて、アクションフィールドを発動する。

『アクションフィールド、オン! フィールド魔法、《暴徒達(ぼうとたち)草原(そうげん)》!』

 龍牙たちは広い草原に降り立っていた。
 パッと見、昼寝をすれば気持ちのよさそうなフィールドだが、あっちこっちにゴミやら、血のついた鉄パイプや角材やらがあった。
 まるで、不良たちがくつろいだり、死闘を繰り広げたようなフィールドだった。

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが!」
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