第1章 スタンダード次元篇
ペンデュラム召喚
第2話 フィールドに轟く咆哮 フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
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は遊勝塾へと向かうのだった。
―○●○―
「お、ここだな」
道行く人に尋ねながら、龍牙はようやく遊勝塾にたどり着いた。
「すいませーん。入塾希望者なんですがー」
入口を通り、関係者を呼ぶが、反応がなかった。
だが、無人というわけではなく、奥の方が騒がしかった。
とりあえず、龍牙はテーブルの上に置かれていた入塾申込書に必要事項を書き、騒がしい塾の奥のほうへと行く。
『ペンデュラム! ペンデュラム! ペンデュラム!』
そこでは、おそらく龍牙と同じであろう入塾希望者たちによるペンデュラムコールが行われていた。
YUYA
LP3200
手札4
モンスターゾーン
・EMディスカバー・ヒッポ
YUZU
LP4000
手札5
モンスターゾーン
・幻奏の乙女アリア
デュエルフィールドでは、遊矢と柚子がアクションデュエルしていた。
「俺のターン。ドロー! 来た! 俺はスケール4の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》とスケール8の《星読みの魔術師》でペンデュラム・スケールをセッティング!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
スケール4
星読みの魔術師
スケール8
遊矢の両隣に光の柱が生み出され、その中を二体のモンスターが登っていく。
オッドアイのドラゴン、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》が登った柱には「4」の文字が刻まれ、不良のような魔術師、《時読みの魔術師》が登った柱には「8」の文字が刻まれる。
「よーし! 来い来い、ペンデュラム!」
『ペンデュラム! ペンデュラム! ペンデュラム!』
修造の声を皮切りに再び起こるペンデュラムコール。
「行くぞ! ペンデュラム召喚! 現れよ! 俺のモンスターたちよ!」
『ERROR』
????????????????????????。
何も起こらなかった。
「おい!? どうしたんだよ!? 《ソード・フィッシュ》! 《ウィップ・バイパー》! あのときみたいに、ドーンッと来いよ!」
『ERROR』
「なんでエラーなんだよ!? ペンデュラムカードを置いてるのに!?」
遊矢は何度もペンデュラム召喚を行おうとするが、できないでいた。
(ふーん、なるほどな)
そんななか、龍牙だけが、この状況の原因を理解していた。
「俺はこれで、ターンエンド!」
YUYA
LP3200
手札3
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